5年3組物語 第4話

11歳の悪魔

 全国的な例に漏れず、このY小学校でも朝のあいさつ運動は展開されている。
教師が毎朝児童の通学時間に校門前に立ち、おはようございますとあいさつを交わすのだ。

 そして今日、このあいさつ運動の当番となったのは村山、23歳。
教職を取り今年の春大学を卒業して、1年生の担任となった新米教師である。
今時の成人男性にしては小柄な部類に入る160cmの身長と43kgと肉付きの悪い体格。
お坊ちゃま育ちを思わせる、子供っぽさの抜け切れない童顔。
校内を歩けば自分より背の高い児童を何人も見かけることになる。いきなり高学年の担任にならなくて
良かったと内心冷や汗をかいたりもした。そして今もこうして校門を通り抜ける生徒たちの一部は
見上げてあいさつをしなければならない。屈辱感が軽く村山の心をかきむしった。

 今日初めて校門に立って驚かされたのは、時々とんでもなく大きな女の子たちが通り過ぎていくことである。
前から見ればとても小学生に見えない女の子がかわいらしくあいさつをしながら自分を見下ろして
通過していく。それを振り返って後ろから見れば広い背中にほとんど隠れて見えなかった赤いランドセル。
自分が小学生の頃はここまで背の高い子は見たことも聞いたこともなかった。
動揺した。それどころか混乱さえ感じてあいさつもおろそかになっていた。

 8時20分。登校してくる児童もまばらとなった。そろそろ終わりだな、やっと落ち着ける・・・
慣れないあいさつ運動の疲れに加え時折見かけた長身少女たちへの驚愕の感情に
平常心を失っていた村山はようやく本来の自分を取り戻しつつあった。が・・・

 ホッとしたのもつかの間、ふと目の前が暗くなったのを村山は感じた。
何事かと今まで落としていた視線を焦って上げると、目の前には見上げるばかりの長身女性が立っていた。
「お・は・よ」
 そういってその女性は村山を悠然と見下ろし微笑んだ。
・・・大きい。村山より20cmは確実に上回っている。切れ長で涼しげな視線が村山を見据えてくる。
背の高さにくわえてその堂々とした態度に村山は萎縮してしまった。

「あ、あ・・・ぁの、あのぉ・・・」
「変な子ね。おはようって言ってるだけなのに。くすっ」
 その美女は顔にかかるワンレングスの美しい黒髪を背中に払っておかしそうに微笑みかけてくる。
漂うリンスの香りに村山の心は大きく揺さぶられた。蛇ににらまれた蛙のように身動きが取れない。
目線を離そうにも離せない。村山は突然現れたこの長身美女にハートを射抜かれてしまったのだ。
「ぁ・・・ぁ、ぁ、ぉ・・・おはよぅ・・・ご、ざいます・・・」
 顔を真っ赤にしながら村山はどうにかあいさつを返した。生まれてからの23年間、この子供っぽさと
背の低さ、頼りがいのなさを嫌われ女性とまともに交際などしたことのない村山は、今まで経験したことのない
セクシー美女の接近に体をこわばらせはしたなく興奮するしかなかった。

「ふふっ、ダメねぇ。あいさつぐらいきちんとできなきゃ。それでも、男の子?」
 村山を校門と背中合わせになるほどに追い詰め、その左右に両手をつき囲い込んでしまう。
茹蛸のごとく赤く染まりきる村山。視界に入る目の前の美女に、心臓の鼓動はますます早まっていく。
何という扇情的な肢体、何という刺激的な格好であろうか。
体の凹凸がはっきりとした、いわば砂時計のようなナイスバディ。細身の体に似合わない大きな胸が
自己主張するかのように前にドンと突き出されている。あと数cm接近すれば触れてしまいそうに。
身長の差から、それは村山の目線の高さで迫ってくるのである。
身にまとう服装も彼女の素晴らしい体型をさらに強調し、村山を狂わせる。
ピッタリと体にフィットし、さらにおへそを露出させている黒いタンクトップ。
布面積は実に小さくおへそどころか腹部の半分以上は露出して胸の谷間までクッキリと確認できてしまう。
そして怪しいまでの光沢を放つ合成皮革製の黒いショートパンツ。そこから伸びる白く長い脚は
朝の日の光を浴びて眩く光っている。足元は足首までを覆うショートブーツ。

 村山は既に、穿いているスラックスを高く高く持ち上げるほどに激しく勃起していた。
ブリーフの裏側は早くも透明な涎にも似たぬめった液体にまみれ、鋼と化した肉棒が脈打つたびに
亀頭とブリーフの裏地がヌルヌルと擦れて全身を怪しい快感が突き抜ける。
だが、それをごまかそうと前屈みになることはできない。少しでも前傾姿勢をとれば村山の顔は
この長身美女の深い谷間を刻むバストに埋まってしまうためだ。
そんな破廉恥な行為にまさか学校の目の前で及ぶわけには行かない。しかしそうしたくてたまらない欲望が
村山の心の中で渦を巻き、理性が完全に崩壊するのは時間の問題であった。

「くすくす、ほんとにおかしな子ね、ボク。そんなに恥ずかしがらなくったっていいのに。
かわいい坊や・・・ねぇボク、これからお姉さんと、いいこと・・・しよっか」
「ハァッ、ハァッ、ハァッ・・・い・・・いいこと?」
「そ。とっっても、いいこと・・・」
「ハァッ、ハァ、ハァハァァァ・・・」
 鼻にかかったような声で甘く囁きかける美女を前に、村山はまるで犬のように息を荒げていた。
「恐がることはないのよ。子供の知らない、夢みたいに気持ちいいこと・・・お姉さんが、教えて・・・
あ、げ、る・・・」
 発狂寸前の自分を鋭く見据えて甘い吐息を吐きかけながら欲情を誘う言葉を囁く美女のピンクの唇の
なまめかしい動きに魅入られた次の瞬間、
「はっ、ァアッ、アア―――――――――――!!」
 どぷっ、びゅくっん、ぶっぴゅるるる――――――――――――――――――――!!
ぬちゅっ、びくびく!びゅるっ、びゅるっ、ぴゅるるるるる・・・・・・

 村山は目の前の長身美女に、触られもせずに、ズボンとパンツを穿いたまま、果てた。
これまでの人生で経験したことのない、脳みそが芯からとろけてなくなってしまいそうなほどの快感と、
20秒以上は間違いなく続いたおびただしい量の射精。
スラックスの前半分をまるで失禁でもしたかのようにずぶ濡れにして、
村山は快感の余韻で思春期の女の子が泣き崩れるような情けない喘ぎ声をあげながら
校門に背中を擦り付けるようにへたりこんだ。スラックスの裾からドロドロと白濁液が漏れ流れる。
「あらあら、お漏らし?はしたないボク・・・くすくす」
村山の惨めな姿をクールに見下ろしながらその美女はおかしくてたまらない様子で笑った。
それでも村山はいまだ去らない快楽に恍惚となり、瞳を潤ませたまま半開きの口から涎を垂れ流していた・・・

「舞ちゃん、またそんなことやってるの?ほんと、好きなんだから」
 後ろから、また1人スラリとした長身の美女が現れた。スリムなジーンズを穿きこなすその脚は驚くほど長く、
スレンダーでありながら出るところはドンと出ている、これまた日本人離れしたモデル体型である。
「あっ、おはよ、ちあきちゃん。・・・ふふっ、私ってこんなかわいい坊や見るとかわいがってあげずには
いられないのよね。ほらっ、見てこの子。ちっちゃくてかわいいでしょ」
 舞と呼ばれた美女が、校門に寄りかかって呆けきった表情で快感に震える村山を指差す。
「・・・たしかにちっちゃいのはわかるけどさ・・・どこがかわいいの?こんな間抜け面でよだれたらしてる人。
ほんと舞ちゃんの趣味ってわかんない。またお漏らしさせちゃってるし」
「なかなかからかいがいがあっておもしろい坊やだったわ。またひとつ楽しみが増えちゃったかも。
さぁっ、そろそろ行かなきゃ遅刻しちゃう。行こっ、ちあきちゃん」
「あ、待ってよー」

 白い失禁にズボンをびしょ濡れにした村山をそのままにして2人の長身美女は歩き出した。
「じゃ、また遊ぼうね。ボク」
 最後に振り返り、チュッ、と村山に投げキッスを放って舞という名の美女は校門を通過していく。
それを追いかけて小走りでちあきと呼ばれた長身スレンダー美女がついて行く。
その様子をへたり込んだまま呆然と見送っていた村山は愕然とした。
 ちあきのほうの背中には・・・赤いランドセルが背負われていたことである。
か、彼女たちは・・・あの長身美人お姉様たちは・・・ここの生徒・・・小学生だったのか!!
自分より20cmは大きいとはいえ、小学生に色香でたぶらかされ何の抵抗もできずに勃起、
そして互いに触りもしないで言葉だけで射精させられてしまったというショックに村山は言葉を失った。
しかし、それでも・・・2人で楽しくおしゃべりしながら遠ざかっていく舞とちあきの後ろ姿を・・・
舞の大人顔負けのボディ、光沢の美しいショートパンツをはちきらせんばかりに膨らませる
引き締まったヒップが歩くたびに左右に悩ましくくねる様を目の当たりにして・・・
またも村山は股間を熱く硬くたぎらせブリーフの中でカルピスを暴発させるのだった・・・


つづく





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