20.魔性の女
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ある日、僕は突然ある女子から手紙をもらった。
バドミントン部の花岡愛美さん。
S組の中でも一番セクシーで、フェロモン出しまくりの彼女。
そして手紙の内容は恐らく愛のお誘い。
生まれて始めて告白を受けた僕は、気が動転してどうしていいのか分からない。
こんな時にはアノ男に相談するしかない!
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今日の放課後、駅前の本屋で待っています。 …花岡愛美より…

突然の手紙に僕は驚いた。

バドミントン部の花岡愛美さん。
S組の中でも一番セクシーで、フェロモン出しまくりの彼女。

今まで数回しか会話もしたことがない。
大人しい印象で、休み時間も独り読書などしながら時間を過ごしている彼女。
あまり友達も多くない様子で、孤独が好きなタイプだと思っていた。

そんな彼女からのいきなりの手紙に僕は動揺を隠せない。
これはどう見ても愛の告白だ。

誰かの悪戯か?と怪しんだりもしたが、筆跡は間違いなく彼女自身のもの。
佳織さんに密かな恋心を抱いてはいるが、僕にとっては愛美さんももったいないほどの女性。
僕は悩んだ。

『こうなったら、彼に相談するしかない!』

僕は昼休みに誰もいないサッカー部の部室へと翔太を呼び出した。

「もう、こんなところまで僕を呼び出すなんて、いい加減にしてくれないか。」
「ごめん…。でもどうしても相談したいことがあって…。」
「手紙だろっ…」
「えっ?????」
「僕に隠し事ができるとでも思ってるのかね?」

翔太の情報収集能力には毎度のことながら驚かされる。

「放っておけばいいさ。どうせお遊びだから…」
「どういうこと?」
「どういうことも何も……。間違っても本屋には行かないことさ…。殺されるよ…。」
「こっ…殺される???」
「あぁ、キミの心がね…。」
「どういうことなんだよ。お願いだから教えてくれよ…。」

僕は必死に頼みこんだ。

「ちぇっ…仕方ないね。ひとつ教えてあげるとするか。」

部室に誰もいないことを確認して、翔太はこっそり話し始めた。

「花岡さんは魔性の女さ。
 いつもあのフェロモンで、男たちを手玉にとっているんだ。
 このクラスの男子も既に8割方が、彼女の虜になっている。」
 信じられないようだから、少しだけ見せてあげようか…」

翔太はおもむろにパソコンを開くと、僕に何かの動画を見せ始めた。

「僕のために働いている偵察官が彼女の部屋に隠しカメラをセットすることに成功してね。
 これは昨日撮れたばかりの貴重な映像さ…。」

僕はパソコンの画面を注視した。
動画が流れ始める。
しばらくすると制服姿の愛美さんが帰って来た。

そしてその後に付いて来るひとりの男性。
体育教師で体操部の顧問、後藤泰蔵先生だった。

「ばっ!」
後藤先生が部屋に入ってきて入り口のドアを閉めるなり、愛美は先生に抱きついた。
先生の手に握られていたセカンドバッグが床に落ちる。

愛美の分厚い唇が、先生の唇と重なりあう。
さらに彼女の左手が、先生の股間を怪しく誘う。
いきなりのフェロモン攻撃を受け、後藤先生も恍惚の表情を浮かべ始めた。

激しく抱き合う2人。

182センチという大柄な愛美は、抱き合ったまま先生を抱え上げた。
165センチほどしかない先生の体は軽々と持ち上げられた。
このあたりはさすがにバドミントンの世界ユースチャンピオン。
S組女子の一員と言ったところだろうか。

そのまま小柄な先生をベッドに押し倒す。

さらに激しく求め合う2人。
彼女は制服姿のまま先生の上に跨ると、そのまま濃厚なディープキス。
そして同時に足を使って先生のズボンを下ろす。
何という器用さだろう。

彼女の思うがまま、先生はあっという間に下半身を露出させられた。

先生の体に跨ったまま、今度は180度体を入れ替える愛美。
先生の頭は、彼女のスカートの中に入った。
彼女の白いパンツが先生の顔面に触れる。
女子高生の甘い香りに、先生の脳は完全に思考能力を失った。

そして愛美の目前には、膨れ上がった先生の肉棒が露になっていた。
思わず舌なめずりする彼女。

「太郎くん良く見ておくがいい。これが彼女の必殺技だ。」
「ゴクリッ…」

愛美はバトミントンラケットのグリップでも握るように、柔らかく握った。

「シュシュシュシュシュッ!!」

その動きはあまりにも見事だった。
先生は耐えることもできず、ほんの数秒で完全にイキ果ててしまった。

パチン!

翔太がパソコンの画面を閉じた。
僕は放心状態のまま、何も考えられないでいた。

「これで分かっただろう。彼女は魔性の女だって…。
 毎晩毎晩、別の男を部屋に誘っては、ああやって襲って楽しんでいるんだ。
 キミのような純粋な男なら、もう取り返しのつかないことになっていたかもしれない。
 まぁ悪い女に引っかからずに済んだと、僕に感謝することだね。」

翔太はそう言って、サッカー部の部室をあとにした。

つづく





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