ブラザー・プリンセス その1

可憐の場合

 可憐は、お兄ちゃんのことが大好きです。
この前の家庭科の時間に、可憐はお兄ちゃんのぬいぐるみを作りました。
可憐のおててに乗っちゃうお兄ちゃん、とってもかわいくできたの。
いつもお部屋に置いておいて、寝るときはいつも一緒です。
毎朝、必ず『チュッ』てしてから学校に行きます。

 …でも、やっぱり本物には絶対かないません。
可憐が作ったぬいぐるみなんかより、本当のお兄ちゃんのほうが…何倍もかわいいんだもん。

 向かい合って立つと、お兄ちゃんの頭は可憐のあごよりももっと下のほうにあります。
ちなみに可憐は、このまえ計ってみたら174cmありました。
可憐のクラスにいる女の子のお友達より、うんとちっちゃくて、
どんなお人形さんよりもかわいい、可憐のお兄ちゃん。
抱きしめるたびに、二度と離したくなくなります。

 可憐は少し身をかがめて、おでこにチュッ。
それから両方のほっぺと、お鼻にも。 チュッ、チュッ! ふふっ。
ほんのごあいさつなのに、お兄ちゃんったらトマトみたいにまっかっか。おめめなんかとろぉんとしちゃって。

 ふと、可憐のスカートの下のあたりに硬くて変な感触がありました。
もう、お兄ちゃんったら、またこんなにして!
可憐はお兄ちゃんが大好きだけど、いいえ、大好きだからこそ、このおかしな癖は直してあげないといけません。
あまりしたくないことだけど、仕方がないからおしおきです。
「お兄ちゃん!いやらしいこと考えちゃいけないって、いつも言ってるじゃない!」
 ビシィ!ビシン、バシィィッ!!
「ぎゃああああああっ!!」
 お兄ちゃんのズボンとパンツを引き下ろして、可憐のお膝の上に乗せてお尻ペンペンです。
1回打ちすえるたびに、お兄ちゃんはお外まで聞こえちゃいそうな泣き声を上げます。
かわいそうだけど、手加減をしてあげるわけにはいきません。
これは、何よりお兄ちゃんのためだからです。

 ビシッ、バシッ、バァァン!!
「ぎゃぁぁ、ひぃぃ、ゆ、ゆるして…かれ…ん…いだあああ!!」
「お兄ちゃんがきちんと反省したのがわかるまで、可憐は許してあげません!」
 パンパンパンパンパンパンパァァァン!!
「いぎぃ、いだい、いだいよぉ…わあああああああああん!!」
 可憐のお膝の上で、お兄ちゃんはクロールみたいに両脚をバタバタさせながら赤ちゃんみたいに泣き叫びます。
他の女の子よりも小さくて、なよなよしたか弱いお兄ちゃんだから余計に痛いんだと思います。
できれば、こんなかわいそうなことは可憐だってしたくありません。
でも、お兄ちゃんのこの悪い癖をしっかりと直してもらうためにどうしても必要なことだと思うから。
お兄ちゃんをまともな人にしつけてあげることも、妹である可憐には大事なお仕事だと思います。

「もう、あんな変態さんみたいなことはしないって誓う?お兄ちゃん」
「ぇぐ、ひっく、ぅぅ…ち、誓います」
「もう二度と、エッチなこと考えないいい子になるって約束できる?」
「じまず…ぅ、やくそく…しますぅ! ひぃぃん…」
「それなら、指切りしましょ。もし今度約束破ったら、次はお顔をペンペンしますからね」
 ちゃんと反省してくれたことを確認してから、可憐とお兄ちゃんは指切りげんまんして約束しました。
そして、可憐のお仕置きの間涙と鼻水でぐしゃぐしゃになったお兄ちゃんのお顔をハンカチで拭ってあげて、
可憐のおててのあとがいっぱい残って、おさるさんみたいに赤くはれ上がったお兄ちゃんのお尻を
やさしくさすってあげました。
「よくがまんできました。お兄ちゃんはいい子ね…えらいえらい」
 それからもう1回、思いっきり抱きしめました。
お兄ちゃんは可憐の胸の中でまた泣き出したみたいです。
可憐の白いブラウスに、お兄ちゃんの涙がしみこむ熱い感触が伝わるのがわかります。
可憐はお兄ちゃんがますますいとおしくなって、抱きしめたままお兄ちゃんの頭をなでなでしてあげます。
「さっきはひどいことしてごめんね、お兄ちゃん…
お兄ちゃんがいい子でいてくれるなら、可憐はいつでも優しい妹でいてあげるから…ね?」

 お兄ちゃんの両脚を膝の裏からすくい上げて、可憐はお兄ちゃんをお姫様みたいに抱っこしてあげます。
お兄ちゃん、今夜は一緒に寝ましょ。
もう寂しい思いなんてしなくていいの。
可憐に…好きなだけ甘えてきてね。



つづく




inserted by FC2 system