無敵!レベル1勇者パーティ

【ダークフェアリー】
数日間の滞在の後、ケルト達は旅立つことにした。
この間、レッカとマイはすっかり親友になっていた。リバースダンスをレッカが披露するとマイが真似て踊っていた。
「どーしても行っちゃうの?」マイが目を真っ赤に腫らしながら言う。
「ミーたち、また来るから。そのときは遊ぶネ!」レッカもちょっと寂しそうだ。
出会いがあれば別れもある。ちょっと悲しいが旅には強くなるという目的がある。
「お世話になりました。」ケルトが反射の仙人に礼を言う。
「人間の村はまっすぐ西です。」反射の仙人が言う。
本来ならば、南西の魅了の仙人の元へまっすぐ向かいたいところだったが、
シルフィーたっての希望ということで人間の住む場所の情報も聞いていた。

一行は森の中を抜けようとしていた。
「なんだよ・・・そのまま仙人のとこに直行で良いじゃねぇか。」ベルが文句を言う。
「旅というのは寄り道を楽しむものじゃ。せっかくの異大陸。われらの想像を超えるものがあるやも知れぬからの。」
確かにシルフィーの言う通り。
仙人に会うことも目的だが、パーティの強化が大前提の目的。
思いもかけないものが見つかって、力を得られるかも知れない。
「おーきゅーも楽しかったけど、今も面白いよねっ」ニコニコとソラが言う。
「何が起きるか全然分かんねーけどな。」
そんなライラの返事が終わるか終わらないかのところで、異変が起きる。

「危ない!」ケルトに嫌な予感が走り、シルフィーにタックルする!
ブン!
頭上には凄まじく太い腕。こんな腕はソラしかいない。
見上げるとソラの綺麗な瞳はすっかり澱んで、さらに血走っている。
「ソラ!?どうしたネ!?」レッカが近付こうとするが・・・
「レッカ!離れろ!!」ライラが警告。
ブン!
今度は蹴りだ。
バックステップで後ろに飛ばなければ、ソラの蹴りを喰らって即死していただろう。

「強そうなおもちゃ・・・手に入れた。」
声の方向に目をやると、そこには黒い羽根を持つ小さな妖精がいた。

その昔、同じことがあった。悪魔に混乱させられ、その時はあやうくソラに絞め殺されるところだった。
今回の相手は支配の魔法を使ってきて、ソラは操られていた。
「フリーズ!」悪魔戦の時と同じく、レッカが氷の魔法をかける。
しかし、ソラはあの時とは違うことができた。
カキーン!
「反射のポーズ!?レッカの魔法は跳ね返して、あの黒いのは跳ね返さないのかよ!!」ベルが驚くと同時にボヤく。
冷凍魔法は術者の彼女に跳ね返る。もちろん雪女であるレッカには効かないが・・・

「ハッハッハ・・・これは良い。実に強いね。」パタパタと羽根を羽ばたかせ、ソラの巨大な三角筋に座る妖精。
黒い肌、黒い羽根、いかにも邪悪そうな顔。ダークフェアリーの男だった。
ケルトの最初の感想・・・・「普通に歩いているときは魔法にかかってしまう」が悪い方向に的中してしまった。
さらに厄介なことに、今のソラは魔法を跳ね返す。不意打ちならばかかるが、さすがに今からでは不意が打てない。
ど・・・どうする?
力でソラにかなう奴なんていない。とんでもない攻撃力だ。
ミスリルより硬いというソラの筋肉にダメージを与えられる奴なんていない。とんでもない防御力だ。
そして・・・魔法も正面からやると跳ね返される。
S級悪魔やヴァンパイアロードよりタチが悪い。魔法防御の穴を埋めたと思ったらこれだ。
冷や汗がツーっと滴る。ソラとダークフェアリーに対して距離を取る5人。
すると、ココで動いたのがベル。
「バリアー!!」ソラのいる位置を中心にバリアを張る。
「ナイスだベル!これでちょっとは時間が稼げる。」うまくソラとダークフェアリーを閉じ込めることに成功する。
ベルのバリアーMk2 TypeHは物理的な攻撃を防ぐ壁となる。
魔法壁が壊されるかと思ったがさすが魔法。ソラの豪腕パンチにも耐えていた。
「ぐ・・・だが、そこの魔術師の魔力が尽きたときがお前達の最後だ!」
睨み合いである。バリアを解けば即刻ソラに襲われておしまい。
ソラにかかった魔法を解くには「ディススペルマジック」が必要だが、使えるものがいない。
ベルのバリアーは攻撃魔法を通さないため、実はダークフェアリー側も攻撃手段が無い。
どうすることもできない。お互い打つ手無し。
いや・・・ベルの魔法の集中が切れると負けなのだから、このまま行けば全滅の可能性もある。
最強のパーティにとっての最強の敵は・・・自分達の中にいた。

【心理戦】
「しまった・・・!」シルフィーが叫ぶ。
「どうしたの・・・?」
「ケルト、お主わらわにタックルしたじゃろう?」
「う・・・うん。」
「そのはずみでわらわの薬入れを落とした・・・。」
「で・・・その薬入れは?」
「バリアの中・・・あそこには恐ろしい薬があるのじゃ・・・・。」声が震えだすシルフィー。
「今のソラ以上に恐ろしいものなんてあんのかよ?」
「あの薬を飲むと・・・目から光線を発射することができるのじゃ!!」ライラに応える。
「な・・・!?なんでそんなもん持ち歩いてんだよ!?つーかそんなの相手に教えんじゃねぇ!」
ライラのツッコミを聞いて、ニヤリとしたのはダークフェアリー。
シルフィーの薬入れはすぐに見つかる。
「くくく・・・良いことを聞いた。これで俺はこの世の覇王になれるかもな。」ニヤリと笑う。
あのソラに飛び道具!?
もう手がつけられない。一週間でベルンダ王国くらいは壊滅しそうだった。
ケルトは目の前が暗くなる。自分のパーティから破滅の神を生み出したのか・・・!?
・・・と同時にダークフェアリーは薬をソラに飲ませていた。
「どうだ気分は?・・・・ますますパワーアップとは俺様もついてるぜ。逆らう奴は皆殺しだ。」
調子に乗るダークフェアリー。小悪党感も出ているが今現在で世界最強の男なのは間違いない。
だが、その最強の間は短かった。
「・・・・。」薬を飲んだソラはボーっとしている。
「・・・・クックック・・・・ハッハッハ!」大笑いし始めたのはシルフィー。
「な、何がおかしいの?」
「目から光線じゃと?そんなモンがあるならわらわが飲んでおるわ!今、ソラが飲んだのはな・・・・強力な媚薬じゃ。」
「び・・・・媚薬〜!?」ケルトが声をあげる。そしてソラの方を見ると・・・
「はぁ・・・はぁ・・・」息遣いが荒くなっていた。そして肩に乗っていたダークフェアリーを捕まえる。

【猛獣使いは危険な仕事】
「離せ!離すんだ!!」ダークフェアリーが叫ぶ。
ここはダークフェアリーの支配の魔法とシルフィーの持つ媚薬の効果の勝負となる。
その結果、死神はダークフェアリーに微笑んだ。
ソラは淫靡な笑みを浮かべると、ビキニを外して全裸になり、自らの股間を右手で弄り始める。
左手にはダークフェアリーを捕らえたままだ。
ソラの合わせ目からトロトロと液体が出始めた頃、両手に彼を持ち替えて股の間に押し付ける。
「う・・・うわああああ!?」
足がソラの秘処に入っていく。今から行われる事が分かってしまいバタバタと抵抗するが、その刺激がさらにソラを悦ばせる。
クチュクチュといやらしい音を立てて膣の筋肉が躍動し、ダークフェアリーを飲み込んでいく。
今は指で首付近をつまんでいる。彼の体は何の抵抗もできずに8割飲み込まれてしまった。
頭が出ているのでかろうじて呼吸はできるが、時折噴出す愛液でがぼがぼと溺れそうになる。
そこからはソラのほうから腰を動かし、彼はバイブ代わりになっていた。
ダークフェアリー自身も全身をソラの膣肉でヌルヌルと刺激されている。
恐怖に震えていたものの、今まで決して体験できなかった本能的な刺激により、思考が鈍くなっていく。
ソラは蜜液を溢れさせ、気持ち良さそうに腰を振っている。
そのうち、彼も快感に耐えかねて射精してしまう。
そんななか、ついにソラの興奮が絶頂を迎えると・・・
ニュルン!
ダークフェアリーは一気に飲み込まれていった。
ソラの体が大きいといっても、ダークフェアリーは30センチほどであり、そんな体が丸ごと入っていくと下腹が不自然に膨れる。
「あああ・・・・・」うっとりとした目でその下腹を見やると両手で優しくさらに上に持って行く。
腹筋の付近にまでその塊が上っていくと、わずかにピクピクと動いている。
まだ、虫の息とは言えソラの腹の中で生きていた。
腹の中の胎児を扱うかのように自分の腹を撫でていたが、フッと残忍な笑みを浮かべると腹に力を入れてしまう。
いびつな形で膨らんでいた腹は、一瞬で元の綺麗なシックスパックの腹筋に戻る。
枯れ木が折れるような乾いた軽い音と、断末魔の声がわずかに聞こえたような気がする。
ソラは喘ぎ声を出しながら、気持ち良さそうに性器を弄っている。
ゆっくりと彼女の奥から、愛液と共に出てくるゼリー状となった異物。
恐らくこれがダークフェアリーの成れの果てだろう。

【狂性戦士】
「やれやれだな・・・支配の魔法は術者が死ねば解ける。」そう言いながらバリアを解くベル。
するとソラがノソリと立ち上がる。
ちょっとだけケルトに嫌な予感が走る・・・が、時既に遅し。
彼女の大腿筋がちょっと膨らんだかと思ったら、次の瞬間に大ジャンプ。
ベルに飛びかかって馬乗りに。ついでに傍にいたケルトまで捕まってしまう。
フト見ると遠くにはダッシュで逃げたシルフィーが。身の危険を感じたライラはソソクサと上空へ。
「愚か者め!支配の魔法は解けておるが、媚薬が解けておらんわ!!」
そう叫ぶシルフィーを庇うようにして前に立つレッカ。シルフィーだけは守らねばならない。
ちょっと緩んだ緊張が一気に高まる。
「な・・・なぁ・・・じょ・・・冗談だろ?」ビクビクしながらもベルが聞いてみる。
ソラの顔色を伺いたいのだが、馬乗りになられているベルからは大胸筋と乳房の厚みでよく顔が見えない。
「はぁ・・・はぁ・・・」息遣いが荒いソラはまだ目が飛んでいた。
媚薬が強力すぎてソラの精神を支配していた。これでは混乱状態とそう変わらない・・・
ケルト、ベルの服をあっさり引きちぎると、ケルトを胸の中にしまい込み、ベルを広大な尻の下に引いてしまった。
2人とも息ができない。
ケルトは頭を抜こうとして、もがくが全く外れそうにない。
それどころか、ソラの超巨大乳房の圧力で締め付けられていく。
ベルもバタバタ足を動かすが、高密度筋肉からなる超体重を跳ね返せず、完全にお尻の肉で埋め込まれた状態になっている。
しばらくすると2人とも窒息死していた。
悪魔戦もそうだったが、ソラにとっては殺戮の瞬間がオルガニズムが絶頂に達する時。
「あ・・・はん・・・」色っぽい声と共に、胸を容赦なく閉じ、尻に体重をかけてしまう。
「ノー!」レッカが目をそむける。ソラの胸から鮮血が、尻からも血が広がっていった。
「まずはソラをどけねばのう・・・」蘇生の準備にかかるが、2人を解放してくれないことには難しい。
「ソラ・・・・」レッカが覚悟を決めてソラを手招きする。5分以内に生き返らせねば、彼らは永遠の眠りにつくことになる。
「ん・・・・はぁ・・・はぁ・・・・」レッカの方を上気した顔で見るソラ。
ソラは立ち上がり、レッカの方に向かう。その隙をついて回り込んだシルフィーが蘇生に入り、2人を生き返らせる。
・・・が、2人はとりあえず死んだフリ。
ソラはレッカの目の前まで来ると、レオタードを軽く引きちぎり、強引に抱き寄せていた。
均整の取れた豊満なレッカの体が、筋肉巨美女の体と重なっていく。
左手で爆乳を揉み砕き、右手でレッカの後頭部を抑えると強引にキスしはじめる。
「ン〜〜〜〜〜!!」みるみるうちにレッカの顔が青白くなっていく。

【伝説の龍】
レッカがソラに弄ばれ始めてすぐ、上空から歌声が聞こえる。
ライラだ。こんな時に歌を!?
ソラの方はレッカを押し倒して股を開かせてクンニをし始めようとしたところだったが・・・
「?・・・・ん・・・?」にわかに集中を乱され始める。
そして座り込み、その後1人で寝転んでしまった。
一方のレッカは苦しんでいる。
「イタタタ・・・・雪女は同性から性行為されると食あたりするネ・・・」素っ裸で転がりまわる。
「た・・・・助かったのかな?」死んだフリをしていたケルトが起き上がる。
同時にライラも上空から舞い降りる。
「おい・・・・ライラは何やったんだ?」ベルが聞いてみる。
「毒をもって毒を制す。軽く魅惑の歌を歌ってみた。こっちも精神を毒する技だから媚薬とケンカして相殺するかなって。」
「運良くおとなしくなったようじゃな。まぁ媚薬の効果も切れかけておったというところかの?」ここでようやく一息である。
ソラに襲われて素っ裸にされたメンバーは、残った布でなんとか服のようなものを作る。
その作業中に・・・
「俺はシルフィーのハッタリに感心したぜ。引っかかったあいつも大馬鹿野郎だと思うけどな。」
ダークフェアリー戦の感想を漏らすベル。シルフィーの機転が功を奏した。
「お主のバリアーが解けるかと思うと焦ってな。じゃっかん幼稚なウソをついたが上出来じゃろ?」
そんな事を言っているうちに急ごしらえの服が完成して着込む。
ライラが器用に縫い合わせていたので完成度は高い。
ちなみにレッカの腹痛は時間が解決してくれた模様だ。
ライラの作ったNewレオタードを着て、嬉しそうにはしゃぎ始める。
「お・・・おはよー。あ・・・あれ?何でワタシ裸なんだろ・・・?」と、ここで全裸のまま放置されていたソラがついに正気を取り戻した。

「ねーねー!なんで教えてくれないの!?」ソラはしきりに尋ねる。
彼女はダークフェアリー戦、およびその後の事を全く憶えてないと言う。
「まー、知らねー方が良いこともあるんだって。」ライラが応える。
記憶が飛ぶほど欲情するうちにケルトとベルを圧死させたことは、本人には伝えないことにした。
「いやはや・・・それにしてもホッとしたわ。世界が本当に滅亡するかと思ったからの。」
「よくもまぁ媚・・・・えー、あんな薬持ってたよな。今度アタイにもくれよ。」
「ケルトかベルに飲ませようと思って、わらわのヘソクリで買ったのじゃ。高かったがまぁ世界を買ったと思うことにしよう。」
「てめぇそんなこと企んでたのか!?」
「あんなのは冗談でも飲まさないでよシルフィー・・・・」
「あーん・・・・もう!みんな楽しそうに・・・・ワタシにも教えて・・・」
そんな会話が続いていたとき、天気は快晴だったにもかかわらず、急に暗くなる。
「Oh!ホワッツザーット?あれ何?」レッカが上空を指差すと、巨大な生物が通過していく。
これが太陽の光を遮っていたのだ。
ゴーっと物凄い風。巨大な翼、手足をもつトカゲのような体。そして目を引く金色の鱗。
「ド・・・ドラゴンじゃ・・・」シルフィーが絶句する。


 つづく





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