無敵!レベル1勇者パーティ

【戦慄!ドラゴンの脅威】
「どっちに向かってるのかな・・?」ソラの表情が曇る。
ドラゴンとは正面で入れ違いになった。ということはつまり反射の仙人の方へと向かっているのだ。
「ライラ!尾行して!皆もフェアリーのところへ!」ケルトが叫ぶ。かなり嫌な予感がした。
「ち・・・セイレーン遣いが荒いねぇ。ライラ尾行隊、出る!」文句を言いながらも飛んでドラゴンを追いかけるライラ。

フェアリーの集落に近づくにつれ、絶望感が強くなる。森が雷に打たれていた。
「ケルトぉ!これはダメなんじゃねーか!?」
「なに!?聞こえない!!」
「これは!これ以上ダメ!近づけねえ!!」
近くにいるベルの声が聞こえないくらい、雷鳴が劈(つんざい)いていた。
さらに森が雷から引火したのか炎に包まれる。
煙に包まれ、もうワケが分からなくなっている。
そこへライラが黒煙の中から現れる。
「ダメだケルト!撤退するしかないよ!」
いったん森を離れる。

「で、集落の方はどうだったの?」恐る恐る聞くケルト。
「ぜ・・・全滅さ。あの集落で生きてるやつは・・・多分いない。」重い口を開く。
「反射の仙人さん・・・は?」
「分かんねぇ。だけどあの電撃じゃあ・・・・。それと片っ端から感電した奴らを食ってたよ。」
「ねぇ!それを黙って見てたの!」ソラが珍しく声を荒げて問い詰める。
短い期間とは言え、師匠が殺されたのだから怒りは尤もだ。
「アタイのフェザーブレッドでもあまりダメージを与えられなかった。少しは効いてくれたみたいだけどよ。」
一応、ライラの攻撃により、金色のドラゴンは撤収したようだ。
ただ軍船を沈めるフェザーブレッドでも、ドラゴンの鱗は非常に硬く、仕留めることはできなかった。
とにかく今は燃え盛る森から離れているしかなかった。
レッカが必死に森に向かって氷の嵐を起こして消火を試みたが焼け石に水であった。

【弔い合戦の作戦は?】
「反射の・・・仙人さん・・・」ポツリとつぶやくソラ。涙が溢れ、ポタポタとこぼれている。
「ノー・・・」レッカもショックを受けていた。せっかく仲良くなったマイが殺されたのだから無理も無い。
「なぁライラ。やつはどこ行った?」
「北西に飛んでいった。そこに住んでんじゃねぇのか・・・?」ベルにライラが答える。
「ケルト・・・絶対あいつを倒すよ!」ソラが泣きじゃくりながら宣言。
「イエス!ミーも戦うネ。」こういう時のレッカは好戦的だ。
絶対に仇を討つまであきらめないだろう。
「さて、どうするかの?ライラのフェザーブレッドがそれほど効かぬとは・・・。
ドラゴンは非常に強い魔法抵抗力をもっておってな。恐らくレッカの魔法も効くまい。
あとは飛行できる以上、外にいるドラゴンには勝てぬ。
すぐ逃げられてしまうじゃろう。
天井のあるところ・・・巣を強襲する事じゃ。都合よく横穴式の巣ならば良いがの・・・。」
「ミーが踊る。シルフィーがヒーリング。これどうね?」リバースダンスと完全ヒーリングの組み合わせをレッカが提案。
「抵抗されるのが関の山じゃ。わらわの魔法力は図抜けておるが、ドラゴンには通常の魔法は効かぬ。」
「何とか考えろよ。軍師なんだろ?」
「誰が軍師じゃ。ちょっと考えさせんか。」
グゥーーーー
そこにお腹の虫を鳴らす者が。
「ソーリー・・・ミーはお腹ペコペコね。」
「腹が減っては戦ができぬか・・・」苦笑いのシルフィー。
だが、孔子珠を穿つ。ちょっとだけこの光景がシルフィーにヒントを与えていた。
ドレイン・・・レッカのドレインは指先や口で吸うものは魔法であるが、もう一つ物理的に吸い込む方法があったではないか・・・。
シルフィーは沈思黙考する。

【まちぶせ】
翌日、6人は向かい合っていた。
「うまく行くかは分からぬ。じゃがこれでどうじゃ?」
昨晩考えたという作戦を話すシルフィー。昨日のレッカの様子を見て閃いたのだそうだ。
「よーっし!ワタシやるもん!」
「ミーも頑張るね。」
やる気十分のソラとレッカ。
「連携が命だね。」

北西に歩くこと数日。ライラが予想した通りだったのか、巨大な洞窟が現れる。
横穴式の巣。天井もあり、これなら上方向の逃げ場は無い。
「よし・・・これならシルフィーの作戦がいけそうだね。」ケルトがホッと一息。
洞窟の入り口はやや狭い。この入り口が極端に広いと作戦が失敗するのだ。
作戦の地形条件としてはピッタリとはまっている。
「今はいないようだね。」
偵察で中を覗いたライラが戻ってくる。後は待つのみだ。

「せーのっポーズ!」反射のポーズを練習するソラ。
「ぷ・・・くくく・・・」
「おい!シルフィー!お前が先に笑うな!・・・ぐ・・・アタイの命中精度が落ち・・・・ブハハハハ!!」
何回見てもこの2人にはツボにくるらしい。
ガニマタのハニワ。もしくは現代日本で言えばガニマタのサボテンダーである。
「ポーズ!」レッカも真似。
箸が転げてもおかしい年頃。耐え切れずシルフィーとライラが笑い転げる。
「おい・・・これから命がけでドラゴンと戦うんだぞ!特にライラ。お前絶対笑うなよ!」ベルが注意する。
「わ・・・悪い・・・・でも・・・・あ・・ヤバイ腹筋イタイ・・・」
日がちょっと傾き始めてようやく見慣れたのか、シルフィーもライラも落ち着く。
「ソラの練習っていうより・・・ライラとシルフィーが笑わないようにする練習だったね。」
とりあえずドラゴンの帰還がなくて良かった。まだツイている。

しばらく経つと遠くからでも見えるシルエット、ドラゴンが見える。
「来た!」一気に緊張が漂う。全員息を潜めて茂みへと隠れる。
大きい。夕焼けの日の光を金色の鱗が反射し、神々しく見える。
ズウウゥゥゥゥン!!!
洞窟の入り口に着陸する。その風だけでケルトが飛ばされそうになり、ソラの血管盛り上がる腕につかまる。

【神算鬼謀?】
「入ったね。」見たて通り、入り口はドラゴンにとってギリギリだった。
そして巣へ戻る。
「皆、作戦開始!」巣に入ったところで高らかに作戦開始を宣言。
まずダッシュしたのはケルト、ベル、ちょっと遅れてシルフィー。
ドラゴンは侵入者に気づくと口から稲妻を吐く!
一撃で黒焦げになるケルトとベル。即死だ。
「ヒーリング!」シルフィーが蘇生。
ドラゴンはやや面食らう。次の瞬間
「バリアー!」
生き返ったベルが入り口にバリアーMk2 TypeHを張る。
そこへソラが駆けていき、大ジャンプ!
立方体のバリアの上に乗っかる。そして反射のポーズを決める。
これで入り口を塞いでドラゴンを巣に閉じ込めた格好になる。
ドラゴンは目立つ大柄なソラへ再び電撃ブレスを吐くが、彼女に当たった電撃はドラゴンへ跳ね返る。
「やったー!反射の仙人さん・・・ワタシの戦い見ててね!」天国の師匠へ報告する。
「オノレ・・・」電撃は聞かない。ならば直接攻撃だ。
目の前にいる猪口才な女に向けて爪で攻撃する。
ガン・・・
「うふふ・・・力比べで負けたこと・・・ないんだから!」ドラゴンの前足を受け止め、弾き返すソラ。
なんならパンチの一つや二つ入れて風穴を開けても良かったのだが、まだ作戦中なので自重する。
勝ち誇ったようにダブルバイセップスのポーズ。そしてチラッとレッカをかかえたライラが進入していくのを横目で確認する。
そして再び反射のポーズで電撃の第二波に備える。

「ほーら、貧弱なドラゴンさん。ワタシを食べたら力つくかもよ!」ソラが挑発する。
グォォォォォオオオ!!
物凄い咆哮と共にソラへ噛み付き攻撃。ソラがくわえられ、ドラゴンの口に入っていく。
ガキン!
ところが、思い切りソラを噛むとドラゴンの鋭い牙が折れる!
「歯が立たぬとはこのことじゃな!」
ソラの頑丈さに呆れながらシルフィーが言う。
ドラゴンの牙をもってしてもソラの筋肉は貫けなかった。一体何で構成されているのだろう?
牙が折れたドラゴンはたまらずソラを解放する。
ドシーン!
反射のポーズのままでは受身が取れず、変な落ち方をするソラ。
ドラゴンは踏みつけ攻撃をしようとしていた・・・・
が、そこへ。
「イイオトコ、イイオトコ、イイオトコ・・・・になーれ!」レッカが何かを投げつける!
BOM!
ライラがドラゴンの背後に、そして最接近しただけのことはあって命中。すると・・・
あれだけ巨大なドラゴンが金髪のイケメンに大変身。一気に普通の人型となって小さくなる。
変化の仙人からもらった『変化爆弾』だ。魔法抵抗すら許さないという珠玉の一品はドラゴンにも効果を発揮していた。
「つっかまえた♪えへへ・・・もう逃がさないんだから!」
ちょっと大き目の男に変身したドラゴンをソラが羽交い絞めにする。
極太の腕が肩をガッチリ捕らえていた。
ドラゴンのパワーを持ってしても、ソラには全く適わなかった。
ジタバタと暴れるが振り払える気がしない。そこへレッカが近づいていく。

【豪華なお食事】
「ホントはフェアリーさん達の仇だからワタシが肉団子にしたいんだけど・・・」
今捕らえている腕をそのまま閉じていけばあっさりそれは達成できるのだが、ケルトの命令だから仕方ない。
「たまにはベル以外も食べたいネ!」ニッコニコのレッカ。焼肉を目の前にしたソラの顔と同じ顔をしている。
「さて・・・我らはテントでも張るとするかの。」
「そうだね。」ソラとレッカを残し、ゾロゾロと帰還する。
「ナ・・・ナニヲスルツモリ・・・・グ・・・」
レッカが程よい大きさになったドラゴンの男根を両手に持ち、顔を淫らに歪めながらむしゃぶりつきはじめる。
「イタダキマーッス!」

翌朝・・・・
「おはよ・・・、ワタシ眠い・・・」目がトローンとなったソラがテントにやってくる。
ポテっと入るなり横になるソラ。
「んで・・・どうなった?」
「まだ吸引中だよ・・・雪女ってタフだね。」ソラにタフと言われれば相当なものであるが、雪女のレッカはそもそも睡眠を必要としない。
「ちょっと様子を見てくるの。」
「デバガメかよ・・・」ササっと出ようとするシルフィーにベルが声をかける。
「良いではないか・・・プレイの参考に。」この女は本当に聖女だったんだろうか・・・

しばらくするとシルフィーが戻ってくる。
「どうよ?」
「力関係は逆転しておるようじゃの。騎乗位でガンガンドラゴンをイかせておった。
確かに今ならソラ無しで十分といった感じじゃ。ただ・・・」
「ただ・・・何?」
「レッカが何となく大きくなっているような・・・気のせいかの。」
とりあえず、一行はしばらく放置することにした。横ではスヤスヤとソラが愛らしい顔で寝ている。

【大食い女王】
「モ・・・モウヤメテクレ・・・・ウッ!・・・」
大量の精液をレッカの中に吐き出す。
何回目か分からない。
ゴールドドラゴンだった金髪のイケメン君はレッカにハメられて、吸われ続けていた。
これだけ大量に吐き出しているのに、レッカの膣からは全く漏れていない。全て消化吸収されていた。
最初の晩でこの女が何をしているのか理解できた。
自分の力がどんどん衰えていくのが分かったからだ。
そして女の力はどんどん強くなっていた。体が一回り大きくなっているように見える。
どんどんとパワフルなセックスマシーンと化している。
逃れようとしても腕力でそれを許されない。下半身の方も強力すぎる締め付けで男根を外すことができなかった。
「ンーーー・・・まだまだユーは元気ネ!」
騎乗位で腰を激しく動かしながら、女が言う。
ドビュ!ピュー!
また精液を奪われる。
「ユ・・・ユルシテ・・・・」
絶えずレッカの名器により刺激を受け続け、連射状態で射精するドラゴンは許しを請う。
「ユーは何を食べるとこんなに元気になるネ?」
チョットだけ哀れになったレッカはこんな質問をする。
「モリニイルヤツラ・・・・オレノ・・・エサ・・・」息も絶え絶えながら応える。
「フェアリーも食べた?」
「オレハ・・・イキモノノチョウテン・・・モチロン・・・・タベル・・・」
「・・・・。」
それを聞くと一段と激しいピストン運動で搾り取りにかかる。
レッカとしては最後の質問だった。もしフェアリーを逃がしていれば・・・命までは取らなかったかも知れない。
ドラゴンが言うには食物連鎖の頂点だという。
ならば、さらにその上を行く自分がドラゴンを食べても文句を言われる筋合いは無い。
「・・・・いっぱい出すネ!!」マイや反射の仙人の姿が頭をよぎったレッカの猛攻は終わらない。
それからは無言で扱きに扱き、苛めに苛め抜いた。
もう抵抗する力がほとんど残っていない。例え解放されたとしても逃げるだけの力がなかった。
それはレッカにも伝わる。
ドラゴンのモノを咥え込みながら立ち上がる。
ぐったりとなっているのもお構い無しに逆駅弁で犯し始める。
ドラゴンは何回目かの絶頂を迎えていた。

2日目の朝。
「グッモーニンッエブリワン!」レッカの声がする。
テントの入り口を開けるとケルトは信じられない光景を目にする。
洞窟の向こうには干からびたドラゴンだったものが倒れている。
が・・・それ以前に・・・
「レ・・・レッカ!?」
身長は180センチのままだ。だが、腕や足、胴体もはちきれんばかりの筋肉が付いていた。
以前は見られなかった腹筋も6つ綺麗に盛り上がって深い溝を作っている。
脂肪分は増加してないようだが、筋肉量が増えすぎ、相対的に凄まじい体となっている。
「おはよー・・・・あれ?」褐色肌に筋肉巨美女。この構成はどこかで見たことが・・・
「Oh、ソラソックリネ!HEY!」
「へーい!」良く分からないが、ハイタッチ。身長こそ違うが本当に瓜2つの体型となっている。
髪の毛の色がレッカが白いので見分けはつくが・・・
「ミーは、初めて食べきったネ。」
そう、雪山の遭難者とレッカは一晩だけ合体して精を貰っていたが、吸い切って殺したことは一度も無い。
ホブゴブリンは倒したが、決まり手はフェイスシッティングによる窒息死。
だからその効果がいかほどか、全く知らなかったのだ。
「どうやら相手の能力を吸い取れるみたいネ。チョットだけ仲間の雪女が吸いきってた理由が分かったヨ。
皆ドンドン色んな事できるようになって嬉しくて・・・力に溺れたってことネ。
でも最後は殺したのが因果で退治された・・・そういうものネ。だからミーはこれで十分。満足するネ。」
会話で目が醒めた面々は一様にレッカの体型の変化にびっくりするが・・・
「のうレッカ。稲妻をイメージして息を吐いてみよ。」レッカに何が起きたか悟ったシルフィーは指導してみる。
「オッケー・・・サンダーサンダー・・・・ふぅー!」
ビリビリビリ!
なんと電撃を吐き出したレッカ。
「ケホケホ・・・口の中がちょっとおかしいヨ。慣れるまでエクササイズが必要ネ!」
ゴールドサンダードラゴンを1匹丸飲みしてしまったレッカは大変なことになっている。
力はドラゴン並み、雪女の氷魔法、リバースダンスによる火炎魔法。そして稲妻まで。
ケルトは身震いする。
自分のレベルアップは遠いが、仲間のパワーアップはとんでもない事になってしまった。

踊り子レッカ 性別:女性(雪女)
レベル:4→79
力:56544   素早さ:27
器用さ:32    耐久力:41365
魔法力:91238 知恵:43
特殊:ドレイン各種
   氷魔法各種
   不眠
   リバースダンス
   電撃魔法各種
   フィアー

洞窟の中にはカラッカラになった旧ドラゴン。
最後も絶頂を迎えて事切れたようだ。
よせば良いのに、ソラはその死体を爆乳に包み込んで言い放つ。
「さいきょーおっぱいプレス!フルパワー!」
大胸筋だが乳房だかわからない肉は自分の意思があるように巨大化して隅々までペシャンコにしていた。
それを折り畳んで折り紙のようにして遊ぶ。
自分の師匠である反射の仙人の手向け・・・・と銘打っていたが、楽しんでいるだけにも見えた。
「金銀ザックザクじゃな♪」一方、宝を目の前にしてニッコリのシルフィー。
「これで当分生活には困らねぇな。ってか一生遊んで暮らせる金だぜ。」ベルもその財宝にはビックリしている。
ドラゴンは金品を溜め込んでいた。
言い伝えでは金銀を好んで溜め込むとのことだったが、本当にそうだったようだ。
「なんかこう・・・アイテムってないのかな?」ケルトがライラに聞く。
こうなったらアイテムでも良いから、戦力アップしたかった。
魔法の細身の剣があればなお良し・・・
「ねぇな・・・。まぁ良く考えれば当たり前だけどさ。
例えば魔法の剣なんてあったところでドラゴンにとっては何の役にも立たねぇだろ?」
まさしくその通り。武具は期待できそうになかった。
「でも・・・お金も役に立たないよね?」
「ドラゴンにとっちゃ光物が好きなだけなんだろ?」適当な回答だが、合ってる気もする。
それにしても溜め込んでいる。
ソラ、シルフィー、ライラの怪力トリオに、新しくパワーをつけたレッカがいて良かった。
110万ゴールドはある。4人がそれぞれ大荷物を抱えることになった。
一応、ベルも抱えられるだけ抱えている。
ドラゴンを退治して巨万の富・・・ケルトは勇者の王道を歩いていた。


 つづく





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