筋肉小学生マコッち

第6話
小姫は思春期真っ只中で精神的に不安定な時があった。性欲や力を使いたい衝動、トレーニングを重ね日に日に大きくなり密度も増していく筋肉に比例し欲も増していた。
その欲をコントロールするために全エネルギーをトレーニングに費やす。オナニーもするがトレーニングで追い込むことで欲を昇華していた。

そして思春期であり成長期でもある小姫の食欲は並み外れていた。自炊でたらふく食べさせるよりご飯お代わり自由の定食屋に行く方が安くあがるほどであった。
大量に食べる小姫、そして先天性の筋肉に栄養が供給されやすい体質、成長期、進化は止まらない。
相撲部も実力を示したので出入り自由になったし、親の許しを得て近所にあるアスリート専門のジムも使える。小姫は毎日家で風呂に入る時脱衣所で全裸の自分を鏡で見るのが楽しみだった。
満腹になるまで食べれば普通は腹が出っ張るが小姫は夕食後でも腹筋の美しさが変わらない。それだけ厚みがあるのだ。
様々なポーズを取り自分に酔う小姫「あ〜すごい、また大きくなった、さっきテレビでやってたプロレスラーとか捻り潰せるわ」うっとりしている。
井の中の蛙大海を知らずと諺では言うが小姫は今現在大海のクジラのようなものである。自分を過小評価も過大評価もしてない。

風呂上がりには必ず牛乳1リットルを飲み干し1時間かけて柔軟をする。ただの筋肉バカでなくバレリーナの柔らかさもあるのだ。
実際のとこどのスポーツでもトップになれる逸材である。バレーなら誰より高く跳び誰より強力なスパイクがうてる、
バスケならパワー、スピードで圧倒しダンクをかます、陸上なら短距離も投擲もできる、体操も問題ない、
格闘系なら技など無くても大丈夫である、

今日はたまたま牛乳が切れてたのでお金をもらい近所のコンビニに買いにいく。風呂上がりなのでジャージ姿なのだが小姫のジャージ姿は迫力が違う。
下は短パンなので巨大なふくらはぎと短パンをパンパンに張らせてる太ももが目立つ。ちなみ短パンは特注である。
コンビニに入ると雑誌のコーナーに半袖半ズボンの筋肉少女がいた。マコっちである。
小姫は初めて自分と同じような子を見た。中学に運動部のエース級のアスリート女子なら何人もいたがプールや自然教室の風呂などで裸を見てもちょっと他の子より
筋肉がある程度の子しかいなかった。それに比べ今目の前にいる少女は腕、脚の筋肉はパンパンで背中と胸の厚みもある、背中は逆三角形なのが見てわかるほど発達
していた。
トレーニングを始めて初めて自分以外の人間に見惚れた小姫は思わず「綺麗ね、美しいわ」と声に出してしまった。
雑誌を読むのをやめて振り返ったマコっちは驚いた。美咲以外でこんなに鍛えあげられた人を見たことがない。
ジャージ越しに存在を誇示する上半身の筋肉、短パンが悲鳴を上げるようにパンパンな下半身。
「あのーすごい体ですね……ちょっと外で話ませんか?」マコっちが恐る恐る提案する

2人はコンビニを出てお互い自己紹介をした「へー小姫ちゃん2つ上なんだ、私初めて自分より強そうな人みたからびっくりしちゃった」とマコっち
小姫も「まさか2つ下の小学生だったなんて…筋肉友達が出来てよかった、よろしくね」と小姫
早くも打ち解けた2人、マコっちは「小姫ちゃん絶対私より強いな……どれくらい強いか見せてよ」とねだる。
早くもお姉ちゃんと妹のような感じだ。
小姫は「いいけど……何かあるかな…あっあれなんかいいかも」と古くなったジャンプが何冊か捨てられてるのを指した。
ひと気の無い所へ移動してジャンプを2冊重ねて持つと「いくよ!」いい力を込める。ビリビリビリビリ!!
とタウンページ並みね厚さの紙の束が破れる。小姫はだんだんハイになっていく。「マコっち!今日はサービスしてあげる」
と言うといきなりジャージと短パンを脱ぎ捨て下着姿になる。
そしてポーズをとる。
マコっちは引くどころか魅了されていた。「小姫ちゃん、すごい、すごい、よ」と言うとヘナヘナと座りこんでしまった。
なんと手を加えずの潮吹き、小姫の美しさに興奮して興奮が爆発したのだ。

マコっちは初めてこんな興奮を味わった、それと共に小姫というお姉ちゃんを手に入れいっそうトレーニングに熱中していく

小姫はマコっちとあった夜興奮してなかなか寝られなかった。小姫の肉体を見て興奮して逝き果てたマコっちは知りもしないことであるが
興奮させた側の小姫もマコっちの体を見て興奮していたのだ。
お互い理性的でなく動物的、衝動的なタイプそして極度の筋肉好きとなればそうなるのは不思議ではなかったかもしれない。

小姫は全裸で寝る習慣があり(セレブのやり方らしい)ベッドの上で何やらモゾモゾ動いている。
「マコっち〜マコっち、凄いよ、マコっち〜マコっち!!」と喘ぎながら秘所をいじっている。

正確に言えばマコっちの肉体に惹かれたのであって同性愛的なニュアンスではないのだがそう解釈されてもおかしくない状態である。
マコっちも同じ原理なのだが思春期の2人が錯覚しないように願うばかりである。
逆に小姫に刺激を受けたマコっちはさらなる肉体強化のために動き出した。
小姫への弟子入りである。美咲は稽古があるので基本的には1人でトレーニングするマコっちである。パートナーは前々からほしかった。
それが年的にお姉ちゃんみたいな小姫ならなおさらである。
さっそく小姫に頼みにいくと「え?私と?いいよ!もうマコっちは妹みたいなもんだからね」とあっさり承諾する。
マコっちは小姫の入会しているジムに入るために両親を説得しお金をもらうとさっそく手続きをした。

これでパートナーを得た。マコっちは胸が高鳴ると同時にあの肉体を毎日見れる嬉しさも少しあった。
一方の小姫も(マコっちとこれからトレーニングか〜あの体が私みたいになるのかな、楽しみ)
とお互いに有意義だった。

マコっちはその日の夜自分の部屋の全身が写る鏡の前で全裸になり体をまじまじと眺めていた。
「この体が小姫ちゃんみたいにもっと大きく、もっと美しくなるのか〜」と期待を寄せている。
マコっちも常人をはるかに超えてるとはいえ小姫はもっとすごかった。今まで誰にも負ける気がせず、現に中学生も高校生のアスリートも葬ってきた
のだ。憧れの眼差しは強い。

次の日の放課後にジムで待ち合わせる。2人とも着替えトレーニング室へ。
最新の設備と健康目的で来るのと一味違う客層、まさしくアスリート専門のジムである。
その日はがっつり追い込んだ。

そして小姫はマコっちを定食屋につれていくと「マコっち、まずはね沢山たべるようにしないとだめよ」
といい大盛り定食を注文した。
話を聞くとマコっちはプロテインは飲むが食事の量は並みだった。小姫は沢山トレーニングした後は沢山食べないと大きくならないと
教える。マコっちが「そしたら太らない?」と聞くと小姫はシャツをめくりお腹を見せた「毎日私はご飯5合は食べるよ。このお腹たるんで見える?」
脂肪など一切ない8個に割れた溝の深い腹筋がそこにはあった。

小姫のアドバイスに従い毎日限界まで食べることにした。
そしてそれが爆発的な成長の引き金になるのはまだ誰も知らなかった


マコっちは小姫と練習を始めてかなりパワーアップしていた。
しかしそれ以上にパワーアップしたのは小姫だった。やはり成長期、ありったけの栄養が肉体を活性化させている。
現役の学生ボディビルダーより腕や脚は太いだろう。そんな小姫は今日何やら面白そうなイベントに参加するようだ。
「マコっち日曜日暇ならついてきてよ〜」
「何に出るの?」
「高校陸上の非公式記録会だよ。砲丸投げ、円盤投げ、やり投げ、パワー系で高校生とやり合うの」
「よく許可もらえたね」
「担任が陸上のお偉いさんでさ、私が興味あるっていったら高校生のふりする条件で参加を認めてくれたの」
「面白そう!もちろん付き添うよ」
そして日曜日、陸上競技場に小姫はジャージ姿で現れた。自分の参加すりパワー系の競技の参加者を観察する。
筋肉質な人もいればなんだかトロールみたいな人もいる。
最初は砲丸投げだ、相手はみな案の定トロールみたいな人ばかりだ。パワーだけは自信がある。まさしくそんなイメージだ。
「あんなデブ相手にならないわ、あの人達に本当のパワーのある肉体をみせてあげる」小姫は自信満々だ。
「油断しちゃだめよ」マコっちが注意する
しかし「マコっち、戦いはもう始まってるの。ジャージを脱いだ時が最初の勝負よ。このビキニみたいなユニフォームは体を見せるには
適してるでしょ、脱いで体を見せてまずは相手の戦意を刈り取るのよ」と小姫はジャージを脱ぐ。

そこには他の高校生では太刀打ち不可能な肉体があった。普段はパワーに自信のある砲丸投げの選手達も目が釘付けだ。
小姫の肉体、それは芸術かつ戦意を刈り取るには十分過ぎた。
マコっちなんて普段見慣れてるのに興奮が隠せない。
そして中学生ながらやはり辺りを見回し自分の肉体が1番と悟った小姫は堂々とした立ち振る舞いでストレッチをする。
腹筋が、背筋が、厚い胸板が、パンパンの四肢が相手を威圧する。

砲丸投げはフォームだけ教えてもらっていたので慣れない投げ方だっが有り余るパワーでカバーし1番の記録を出した。

他の競技も1番になり会場を後にした


つづく





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