未来の意識調査 〜ナメ尽くされる男たち!〜

 『おとこ塾』をご存じだろうか。
もちろんその名の通り、男性が心身を鍛える場所だ。
痴漢だの性犯罪だのと言いがかりをつけられては叩きのめされる男。
痴女行為、女からのセクハラにより弄ばれ、軽々と持ち帰られる男やボロ雑巾のように打ち捨てられる男。
公共交通機関では女性のモラルに訴える掲示物や、男性専用車両の導入など様々なアイデアを凝らすものの
抜本的な対策とはならず、未だ男性受難の日々は続く。
そんな中で立ち上げられたのが、このおとこ塾。
時代の流れとともに強大化の止まらない女性に負けることなく男性も強くなり、自分の身は自分で守れるようになってほしいと
フィットネスアドバイザーの須賀原葉子さん(27)が立ち上げ、その意志に賛同した女性インストラクターたちにより
この塾は全国に広まりつつある。

 さてこのような動き、世の女たちはどう見ているのだろうか?街で意見を聞いた。


<賛成意見>
・いいことだと思います。いけないことをする女に、黙ってやられてばかりでいることはないですよ。
 20世紀までは男の時代だって言ってたらしいし、まだチャンスはあるんじゃないですか。
 頑張ってくださいね。
 (25歳・OL)

・今までこういうのがなかったことが不思議です。
 男の人はやられっぱなしで悔しくないのかなっていつも思ってたから。
 うちの学校の男子なんかも全然やり返してきません。
 強くなって見返すことなんかあきらめちゃった、Mっぽいのばっかでキモいです。
 これ、義務化すればいいのにって思います。
 (14歳・中学生)

・弱いものいじめばっかりしててもつまんないから少しだけでも強くなってね♪
 勝ってみろなんて大それたことは言わないけど。
 (13歳・中学生)

・いつの時代も夢に向かって頑張る男の人の姿って素敵です。
 その夢が叶うかどうかは別にして…あ、いえ、やっぱり弱くてウジウジしてるだけの男の人より強いほうがかっこいいですよ。
 (21歳・大学生)

・いいことだよね。
 でもこれ考えて作ったのって女なんでしょ?それが情けないよね。女に言われてから始めるってところが。
 男の弱さはそういうのが根っこにあるんだと思うよ。体格のハンデとかよりも。
 このジムにまだ行ってない男の皆さん、何もしないでいるうちに女はどんどん強くなってるよ。
 今のうちに動き出さないと…知らないよ〜。
 (21歳・フリーター)

・教えることなんかも、なかなか考えられてますよね。一対一じゃ厳しいから複数でのコンビネーションとか。
 武器を使う講習とかもあるんですね。女と男じゃ力もリーチも違いすぎるから、効果的かも。
 でも取り上げられて、もっとひどい目に遭わされないようにね(笑)
 (19歳・専門学校生)

・あのジムで面白いのは、乱入者歓迎ってシステムですよね。
 100回の練習より1回の実戦っていう、経営者の人のアイデアらしいですけど。
 護身術を習い始めたその日の帰りに襲われる可能性だってあるんだから、いつも緊迫感持って取り組むのはいいことです。
 インストラクターの女の人が常にいるから、いざというときはストップかけてくれて男の人も安心ですね。
 でも外じゃ誰も守ってくれるわけじゃないから、早く一人前になって痴女なんて自分で撃退できるように頑張ってくださいね。
 (23歳・飲食業)

・あたし、この前行ってきたよ。部活の帰り道にそのジムあるから。
 なんかおかしくってさ、あたしが手伸ばして指でおでこを押さえてるだけで、男の人たちはもうパンチもキックも届かないの。
 短い手足をピョコピョコ前に出して一人で踊ってるみたいで笑っちゃった。
 で、そこから強めに押しただけで、大股開きでひっくり返っちゃう。
 このおじさんたち、最終目標は大人の女の人に勝つことらしいけど、何年かかるかな。
 今度行くときまでには、両手使わないといけないぐらいにはレベルアップしてるといいな。頑張ってね。
 (13歳・中学生)

・私のクラスにいる男子も、ここに行ってる子が何人かいます。
 このままじゃいけない!って思ってるのがわかっただけでも見直しました。
 女子に何もかも負かされて自殺でもしそうな顔してる、いじけた男子ばかりかと思ってたんですけど。
 それなら、私たちも少し応援してあげなきゃって思います。
 たまには手こずって、負けたふりでもしてあげて、自信をつけさせてあげようかな。
 調子に乗りすぎるようなら少し手綱を引き締めてあげて。
 そうやって調節しながら、ちょっとずつでも力をつけていく男子を見守っていてあげようと思います。
 男子たちに、私たち女子の手のひらの上で遊ばせてあげるぐらいの余裕を持って接してあげることも大切ですよね。
 (15歳・中学生)

・うちのパパも、ママの言いつけで先月から通っています。
 先月、パパがお仕事の帰りにどこかの女の人にいたずらされたとか言ってパンツ一枚で泣きながら帰ってきたことがあって、
 それでママが心配して、「おとこ塾に行ってきなさい」って。
 「本来なら自分から『行く』って言い出すくらいの気持ちがなくちゃダメなんだけどね」ってママは少し不満そうでした。
 でも私は、これで少しはパパが変な女の人に負けないような自信をつけてくれるとうれしいです。
 学校に出す自由研究は、ジムで練習するパパの観察日記にしようと思います。
 ママに勝つのは無理だと思うけど、あたしに勝てるくらいにはなってね、パパ。
 (10歳・小学生)


<反対意見>
・女と男はやっぱり根本的に違います。大怪我してからじゃ遅いんですよ。
 (30歳・自営業)

・身長も体重も瞬発力も持久力も精神力も何一つ上回れないくせに何言ってるの?
 空想の中の世界だけにとどめといてよ、男の分際で女に勝とうなんてさ…
 (24歳・大学院生) 

・そんなの、意味ないに決まってるじゃない。そりゃ何もしてない男より鍛えた男のほうが少しは上なのはわかるけどさ、
 あくまで男同士っていう、小さなコップの中で比べた話よ。
 でもあんたたちって、誰と戦うために強くなろうとしてるかわかってる?女よ、女。
 あんたたちが精一杯鍛えたところで文化系の女子中学生に、いや小学生にやっと対等に遊んでもらえる程度でしょ。
 スポーツやってる女の子だったらもう相手になんかならないってこと、知っといたほうがいいよ。
 (27歳・主婦)

・女に勝ちたいんなら、女よりきつい鍛練を積みなさい。
 え?無理?わかってるってば。言ってみただけ(笑)
 (40歳・空手道場師範)

・一つ、教えておいてあげようか?女の怖いところは、体の大きさとか力の強さよりも、闘争心そのものなんだよ。
 どういうことかっていうと、逆らわれると熱くなっちゃうってこと。
 せっかく遊び心で楽しく悪戯してあげちゃおうって気分のときに、変な邪魔されたら怒るのはわかるよね?
 優しく遊んでもらうのと、ぶっ飛ばされた後にお婿さんに行けなくなるほど悲惨な経験しちゃうのはどっちがいい?
 君たちは弱っちいけど、頭はそこまで悪くはないと思うから一応、忠告ね。
 わざと怒らせてハードに責められたいと思ってるM男君だっていうなら、別に何も言わないけど。
 (18歳・高校生)

・自分の健康のためにやってることなら応援するけど、女相手に勝つためって?
 ダメダメ、無理に決まってるでしょそんなの。
 あなたたちは格闘技とか観たことない?男子格闘技。一応こんな時代にも細々ではあるけどやってるのよ。
 その国内チャンピオンの写真だけでもいいから見てみなさい。
 人生の全てを格闘技に捧げた男たちの頂点でさえ、あの程度だから。
 その後私が学校で受け持ってる女子バスケ部を見たら、あなたたちの願望なんて砕け散るわね、間違いなく。
 元々の体格、それから後天的な鍛え方まで違うの。圧倒的にね。
 言っとくけど、柔道部の子なんてもっと凄いわよ。そんな子たちの相手、できる?
 仕事柄あきらめろなんて言葉は簡単に使いたくないけど、変な夢見てて人生を棒に振ったりしたら大変だから
 これだけは言わせてもらいますね。無理なことはするんじゃありませんよ。
 (35歳・中学校教諭)

・せっかくやる気になってる男の人たちにこんなこと言っていいかわからないですけど、
 いい機会なので言わせてもらっちゃいますね。
 あなたたちは、何のためにジムに行ってるか理解してますか?私たち女に、勝つためですよね?
 だったら、そのぬる〜いトレーニングは何なんですか?
 できることから少しずつなんて思ってるかもしれませんけど、そんな遅い歩みを意地悪な女の子たちは待っててはくれません。
 もっとハードなトレーニングで今すぐ強くなって見返すか、潔くあきらめて痛い目見なくて済むように尻尾振るか、
 今その場で決めてください。
 (14歳・中学生)

・こんな時代になるとわかりますね。
 20世紀より前にあれこれ男女差別っていうのをやっていた理由が。
 伝統がどうとか宗教的にどうとかいうのは建前で、結局は女性に負けるのを恐れていただけだったんですね。
 まともにぶつかっていたら男性の面目丸つぶれだったんでしょうね。
 もし正直に言っていたら前時代の女性たちも少しは手加減してくれていたかもしれないのに。
 今と同じで臆病だったんですね、昔の男性たちも。
 そして、長年男性の村社会で封じ込めていた女性の力がついに抑えきれなくなって、解放されたのが現代なんですね。
 この程度で終わりだなんて思わないほうがいいですよ。余計な障壁のなくなった女性の能力向上はまだ始まったばかりです。
 それに今更気づいて、慌てて強くなろうなんて思ってるようですけど手遅れですよ。
 男性の肉体的進化は前世紀の時点で頭打ち、もはや退行期にあることが学術的に証明されていますし、
 直接見ただけでもわかりますよね。男性は成人まで成長しても、今年度の小学校4年生女児の平均身長にも達しません。
 あらゆる体力テストでも同様です。
 これまで男性優位の世界で随分好き勝手に振る舞っていたようですけど、これからはその報いも受けるべきです。
 抵抗なんて無駄ですよ、おとなしくやられちゃってください。
 私は別にそんな趣味はありませんし、誇れるほどスポーツの才能もありませんが、
 まとめてかかってこられても構いませんよ。優しく捻り潰してあげます。
 (29歳・研究職)

・「えらいね」とか「頑張ってね」とか周りの女の人に声かけられていい気になってるかもしれないけど、
 それってただ、芸を仕込まれてるペットと同じ目で見られてるってことに気づこうね。
 全然、危機感なんか持たれてないから。
 (12歳・小学生)

・おとこ塾のどのジムにも指導者は3〜4人いるみたいだけど、プロは全体を仕切ってる1人だけで、
 残りは全部高校生のバイトとか中学生のボランティアってところが全てを物語ってるよね。
 大体のことは子供で十分回せてるなんて。
 いい年した大人の男たちがガキにしごかれてハァハァゼェゼェ言ってるんだよ。
 仕事だから黙っててあげてるんだろうけど、あの女の子たち、心の中じゃ笑ってるよ。
 小学生の運動クラブ程度のことさえついてこれない男どもを見下ろしながらね。
 (30歳・パート)

・この前友達と一緒に遊びに行ってみたけど、こいつらマジで笑える。
 ウェイトリフティングとかやってたけど、重りのついてない棒だけでやってるんだもん。
 あそこのジムは女用トレーニング機械のお下がりしかなくて、棒だけでも男には重いんだって。
 かわいそ〜。どんだけ力ないんだって思ってさ。
 で、実戦にも軽くつきあってあげたよ。なんか手足を振り回してペチペチやってて、何してんのかと思ったら
 パンチとキックのつもりだったみたい。
 友達のほう見たら、ちっこい男が腰のあたりにしがみついて真っ赤な顔してウンウン言ってるだけ。
 投げ飛ばそうとしてたんだってさ。
 ちっとも痛くないけどなんだかムカついてデコピンしてやったら、それだけでうずくまって泣き出しちゃった。
 友達はケツ蹴っ飛ばしたら、そのチビ男、ジムの壁まで飛んでったよ。
 よっわ。2人で爆笑。力がないだけじゃなくて、こんな軽く突っつく程度も我慢できないんだね。
 「あらあら、まだまだ修行が足りなかったみたいね。ほら、泣かない泣かない」って
 インストラクターのお姉さんに慰められて鼻グシュグシュ言わせてまだ泣いてたよ。その男2人とも。
 今度何かイライラすることがあったら、また遊びに行ってあげる。
 それまで逃げ出さないで頑張れ☆
 (17歳・アルバイト) 

・このジム、目に毒だよね…
 あたしがいつも通る道路沿いにジムがあるんだけどさ、ガラス張りになってて中が丸見えなの。
 やっぱり気になって目がいっちゃうと、中でかわいいおチビちゃんたちが汗流してヨチヨチ頑張ってるんだもん。
 女向けのジムならキッズコースで使うようなプチサイズのかわいらしいウェイトなんか使っちゃって。
 目標があって、真面目に努力してる男の子たちにこんなこと思うのは不謹慎なのはわかってるけど、
 ウズウズしちゃうんだよね…遊んでほしがってる男の子たちのショーケースみたいでさあ。
 ジムのお姉さんたちは、彼らに外からの視線を意識させて練習に気合いを入れさせる狙いだと思うんだけど、
 欲求不満気味の女にこんなの見せるなんてずるくない?
 今すぐ入っていって、そのトレーニングウェア引きちぎっておもちゃにしてあげたくなっちゃうじゃん。
 (23歳・ショップ店員)

・か弱い体で健気な抵抗を見せる男にこそ燃えちゃう、なんていけない性癖の女だっていることも覚えてなくちゃダメよ。
 (27歳・看護婦)

・うちの近所のおとこ塾はほとんど機能しなくなっちゃってます。
 うちの人もちっちゃくてひ弱だから心配で、主夫の空き時間を利用して通わせてたんですけど、
 ジムに入り浸ってる女子高生たちに毎日ちょっかい出されてたみたいで、余計心配になってやめさせちゃいました。
 家の中にいるよりよっぽど怖い思いをさせたみたいで、少し反省しています。
 聞いた話ではうちの人以外にも、女の子に連れ出されて遊び道具にされちゃってる男の人はいっぱいいるそうです。
 通勤途中によく見ますけど男性専用車両も結局は女の子の遊び場でしかなくなってるみたいだし、
 男の人の居場所は、どんどん失われているんですね。
 女性の皆さん、男性はもっと優しく扱ってあげましょう。
 (32歳・会社経営)

・君たちが少しでもましになるのに時間をかけてると同時に、鍛えてる女だっているってこと、忘れないでね。
 体質的にも筋肉がつきにくくて効率の悪い、それもソフトなトレーニングしかできない君たち男が頑張ってる間、
 女は部活とかジムでもっと確実に、大幅にパワーアップしてるんだから。
 試しに、大学女子ラグビー全日本代表の私が相手になってあげようか?
 それが怖いって言うなら、一度私たちの練習風景でも見学しにおいでよ。
 それだけでも、君たちはおしっこちびっちゃうかもしれないけど。
 簡単に言えば君たちが2〜3人まとまったぐらいの重さのウェイトを100回はリフトして、
 体が温まってきたところで本格的な練習開始って感じかな。
 どう?これでも、力ずくで自分の身を守ろうって思う?
 (20歳・大学生)

・私がこの手の塾を手がけるとしたら、女心を勉強するタイプの場所にするけどなぁ。
 襲ってくる女の子から力で身を守るっていうんじゃなくて、いかに許してもらうか、優しくしてもらうかってこと。
 そのほうがきつい思いもしなくていいし、力が及ばなくて女の子から痛い目に遭わされなくてもいいわけじゃない。
 女の子は別に鬼じゃないんだよ。怒る必要もない相手に、乱暴にしたりなんかしないからさ。
 どうせなら、優しく接してもらったほうが幸せでしょ?
 今からでも遅くないよ、変な意地は捨てて、女の子に気に入ってもらえるように努力することが一番効果的な自衛策だと思う。
 もちろん私も、かわいくて素直な、『男らしい』人がタイプです。
 (16歳・高校生)


 おわり





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