小さすぎる僕 第7話

ロリコン蟻地獄

 平日だけど大学での授業がない、この日。僕はちょっとした用事のため電車で出かけた。
大学までの距離の約半分ほどにある駅で下車する。
ここは市内でも最大の学園都市で、数多くの高校、大学に私立の小中学校がこの区間に密集している。
朝のラッシュ時に乗り合わせたら、それまでぎゅうぎゅう詰めだった列車がこの駅を通過した途端、
それまでがまるで嘘のようにすいてしまうほどの、学生の街。
今日は10時過ぎに乗ったから、混雑など何もなかったけど。

 早めに用事を済ませてから、折り返し帰宅するために駅へと向かっていると、とある小学校の前に出た。
そうか、ここは…あの子たちが通ってる私立小学校だ。
僕をランドセルで犯し、さらにその日の夕方に3人でさんざん僕を弄んだ、あの大きな女の子たちの…
彼女たちの制服に安全ピンで付けられていた名札に、この校名があった。

 あの3人組のうち、一番小さいとはいえ僕よりも大きな小学2年生の女の子が理恵、
長い髪を三つ編みにしている170cmオーバーの女の子が理恵の姉でもある理佳、
それから背丈が同じぐらいでショートカットの女の子は理佳の同学年の友達・沙耶という名前らしい。
そ、そして彼女たちはあれからもしょっちゅう僕の働いてるコンビニに寄り道しては、僕を…
屈辱、それからそれに全然反抗できない僕自身への歯痒さに胸が張り裂けそうになりながら、
それを思っている最中にも、電車内で僕の唇をはじめ顔全体を押し潰してきた赤いランドセルの猛烈な圧迫感、
そこに挟まってきた艶のあるきれいな黒髪から漂ってきた甘い芳香、
コンビニで僕をおもちゃにした6年生の少女2人がきつく抱きしめてきたあの密着感に次々と頬に加えられた唇の感触、
そして最後に…2年生の女の子・理恵から突然奪われたファーストキス…どんどん迫ってくる、あの瑞々しい唇の…

 …結局はこうだ。あんなに年の離れた女の子たち相手の情けない、忘れたいはずの出来事のはずなのに
頭の中に蘇ってくるたびにそれはいつの間にか心地よい感触として快感に摩り替わってしまい、
あの体験をもっと、もっと味わいたいと求めるように胸が甘く疼き、ズボンがまっすぐに持ち上がってしまっている。
ぼ、僕は、いい年をして小学生や中学生の女の子にかわいがられ、弄んでもらいたがってる、変態……
そ、そんなバカな!僕は決してそんな…

 と、校舎から響いてきたチャイムの音で僕は我に返らされた。
小学校の校門の前に立ちながら、そこに通ってる女子児童のことを思い描きながら
カチカチに勃起させて先端から粘液を流れさせている僕自身を冷静に考えれば、やっぱり…変態……?
どうやら、この時間の授業の終わりを告げるチャイムだったようだ。
校庭で体育をしていた小学生たちが、校舎へと引き揚げていく。
この学校の女子は、体操服に赤いブルマを着用で体育の授業を受けているらしい…
そしてこのとき、僕は偶然にも発見した。
向こうのほうで用具の片付けをしている、中でもひときわ大きな女の子…あれは、理佳!
彼らが6年生のクラスと考えてもやっぱり目立って高い身長、そして三つ編みのロングヘア。間違いない!

 理佳はブルマを見せたくないのか、体操服の裾を外に出した着こなしをしている。
でもその着方が、余計に何か、理佳の大人っぽい不思議な色香を出しているようにも見えた。
真下に伸ばされた白い体操服は理佳のボディラインにフィットして、まるですごいミニのワンピースみたいで…
その下からはすぐに、色白でスラリとした長い脚が、紺色ハイソックスに引き締められるようにまっすぐ伸びている。
今まではスカート姿しか見たことがなかったからわからなかったけど、なんてきれいな脚の持ち主なんだ…
それに、体操服なんて子供の着るもののはずなのに、あのセクシーさは一体何なんだ!
赤白帽までかぶっているのに、こ、これで僕より7歳以上年下なんて…!

 同級生の男子たちなんて、体育の授業なんか絶対集中できないはずだ。
今、体育の片付けは女子が理佳1人と残りは男子5人でやってるみたいだけど、
6人で力をあわせて進めているというよりは、ほとんど理佳に率いられた小男たちが
ただただ彼女に見とれながら後をついて歩いているだけにしか見えない。
まるで、カルガモの親子だ。
もしかしたら彼らは、同い年らしからぬ理佳の体操服姿、そこから伸びる眩しい美脚にデレデレと見とれながら
頼まれてもいない用具の片付けを彼女と一緒になってやっているのかもしれない。
近くで美しい理佳を目に焼き付けるためか、はたまた理佳の役に立って気を引きたいのか。

 男子5人はそのまま校舎に戻っていく一方、理佳は…こ、こっちに来る!
「プチお君じゃない!なーに、会いに来てくれたの?」
「ぇ、あ、いや、あの…!」
 理佳は笑顔で手を振りながら、校門の前でぼけっとしていた僕の前までやってきた。
近くに立つと、さらにそのスタイルのいい長身の魅力に目を奪われてしまう。
バストやヒップは一応小学生レベル内というか、志乃や麻衣子、それにちあきお姉さんや舞お姉様には及ばないけど
全体的に整ってるというか、スリムでバランスのいいきれいな体の線を下に伸ばされた体操服が上からなぞってる感じ。
生地の上から浮き出ているブラジャーのラインも、また妙にエロチックで…
その白い体操服からは彼女の穿いてる赤いブルマが少し透けて見え、ゴムで絞られた体操服の裾の下からは
ブルマのボトム部分がほんのわずかに覗けている。このチラリズムが…やけに僕の胸を騒がせる!
その下には太陽の光に照らされてツルツルと輝く、そして僕自身比較するのが悲しくなってしまう長い脚…
体操服に指定の帽子と、どこから見ても小学生の格好なのに、ぼ、僕なんか絶対かなわな……

「体育が終わる前から見てたでしょ。あつーい視線、感じちゃった」
「そ、それは…」
 校内を見ながら胸の中に抱いたいくつもの、とても口に出すわけにいかない気持ちを読み取られそうで、
僕は見下ろしてくる理佳の瞳から、反射的に顔をそらして下を向いてしまう。
そうするとまた、彼女の弾けるような若々しい美脚に目が行ってよからぬ思いに硬さを増してしまうんだけど…
「も〜、変なプチお君!別に見ちゃダメなんて言ってないじゃない。
いつもあたしたちがプチお君のコンビニに遊びに行くから、お返しに遊びに来てくれたんでしょ?
いいから、こっち向いてよ」
 理佳は手を伸ばして、僕の顎を両手で持ち上げ見上げさせて2人の目線を合わさせた。
ああ…透き通るみたいに白くてしなやかな指…顎と頬に伝わった感触が、ますますやましい気持ちへの自制をなくさせる。
そんな僕の視線の先には、理佳の大人っぽい顔立ちながらも小学生らしい屈託のない笑顔が…
「運動場にいると時々外から、知らないおじさんなんかが超やらしいネットリした視線浴びせてきたりするの。
そういうのはNGだけど、プチお君がこうやって応援しに来てくれるんだったらいつでも大歓迎!」
 その美貌からはとてもアンバランスな、子供らしい言葉を僕にかけてきた。
で、でも僕は本当は、君が嫌いだって言ういやらしいおじさんそのものの発想で見つめ続けていたんだ…
そして、君にこうやって優しく扱ってもらっている今も、こ、股間が…
(ごめん、理佳ちゃん……)

「沙耶ちゃんはクラスが違うし、理恵も2年生だから今は教室にいて、せっかくプチお君が来てくれたのに会えないね。
プチお君も、フィアンセの理恵に会えなくて寂しい?」
「な、ちょっ…!?」
「きゃはは、ウソよ。からかってみただけ。
プチお君ったら、どんなことでもナイスなリアクションしてくれるんだもん。最っ高☆」
 言うことは子供らしいなんて言ったら、その直後にはこんなませた台詞で僕を弄んでくる。
いつもこうだ。僕は体つきだけじゃなく、精神的にも理佳や沙耶、そして理恵にまで軽く遊ばれる…
悔しいけど、こうやり取りでも僕には彼女たちに全然対処することができない…

「『プチお君をお婿さんにする』って理恵は言ってたけど、あれ本気みたいよ」
「…え?」
「理恵は自分のクラスの中でも男の子からかって遊んでるみたいだけど、プチお君のことは真剣なんだって。
『ぷちおくんはりえちゃんのちゅーのときが一番うれしそうだった』ってずっと言い続けてるの。
プチお君的にはどうなの?理恵のこと、好き?」
「そっ…ぁ…いや……」
 突然の理佳の問いかけに、ただ僕は動揺して動悸を激しくすることしかできなかった。言葉になんて、ならない。
「ふふ、赤くなってる。まんざらでもないみたいねー、プチお君?」
「ぁ…ぁ…ぁ……」
 顔を押さえられていて避けられず、ただ目だけで逃げる僕を理佳の悪戯っぽい視線が執拗に追いかけてくる。
少しずつ追い詰めて、反応を楽しむ。僕はいつもコンビニで、理佳と沙耶にこの攻撃で翻弄されるのだ。
「ま、いいわ。本当に好きなら、理恵本人の前でいつでも言えるもんね」
「ぼ、僕は、そんな…」
「くすっ、わかってるわよ。ここで全部言わなくてもいいわ」
 僕は決してそういうつもりじゃない、決して小学2年生の理恵に恋心を抱く変態なんかじゃない、
それだけ言いたかった意図は動揺のため全く伝わらずに終わった。

「でもね…」
「え?」
 不意に理佳の表情が変わった。僕を余裕満点でからかう意地悪なお姉さんの顔から、少しシリアスな表情に。
「覚えておいてね。プチお君を狙ってるのは、別に理恵だけじゃないって、こと…」
 その言葉が何を意味するのかが理解できないうちに、僕は急に物凄い勢いで理佳に腕を引かれ、
校舎からも校外からも人の目が届かない、校門の陰の死角へと誘い込まれた。
「え、ちょ、ちょっと…」
 全く事態の飲み込めない僕を素早く物陰に隠すようにすると、理佳は中腰となり僕と目線の高さを合わせてきた。
「プチお君をただ黙って理恵に明け渡すほど、あたしって甘い女じゃないの」
「ぇ、え…!?」
 まだ僕には意味の読めないそんな言葉を口にしながら、理佳は僕をさらに近くに抱き寄せて
二つに分けて三つ編みにしている自分の髪を、両サイドからまるでマフラーみたいにして僕の首に優しく巻きつけてきた!
あの日電車の中で初めて味わった、そしてコンビニで理佳と沙耶にスキンシップと称した唇責めのときにも感じた
リンスの爽やかな香りが、これまでよりもより濃厚に僕を包んでくる!
加速が止まらない鼓動と、やけどしそうな顔の紅潮、そしてブリーフをぬるつかせながらさらに上へ上へと持ち上げる勃起に
おかしくなってしまいそうな僕を、ただクールに見据えている理佳の顔が、少しずつ接近してくる…!?
「理恵には悪いけど、プチお君は…あたしがもらっちゃうね」
「ふ、んぐっ…!!…む……!」

 頭の中が激しくスパークし、血管が何本か切れてしまったような錯覚さえ覚えた。
理佳が…僕の唇を……!!
いつの間にかまっすぐに姿勢を戻した理佳が、僕をきつく抱きしめながら、
真上から僕を押し潰してしまうような落差のキスを!
今までに触れたどんな物体よりも柔らかく弾力のある心地いい感触の唇…
体中を包む理佳のボディの密着とともに、彼女の両腕から加えられる力のこもったハグによる快楽的圧迫…
そして小学生の女の子らしい甘酸っぱい不思議な香りに包まれる、この感覚…あああ……
女子小学生の腕の中で、いい年をした僕は射精の予感さえ感じながらただ高まるだけの悦楽に酔い痴れてしまっていた。

 何分間にも思えた、しかしそれでいてあっという間にも感じられた理佳のキスが離れていく。
離れる彼女に合わせて、僕の首に絡められていた二本の三つ編みもスルスルと解けて取れていく。
その際に僕の皮膚を擦れて通過していく黒髪のツルンとした触感、そして漂うリンスの残り香に
なおも欲情を刺激されて心臓を止められそうなときめきに荒い呼吸がさらに乱れる。

「どう?理佳お姉さんのチュー、気に入ってくれた?
理恵みたいなお子ちゃまとは、比べ物にならないでしょ」
「ぅ…ぁぁぁ」
 その衝撃のキスから数秒間が経過してもなお、僕は本当に爆発しかねない脳と心臓と股間の疼きにただ悶え続け、
目の焦点も合わせられないまま自分でも何を言っているのかわからないうめきを続けていた。
そして、体中の力が抜けてへたり込んでいる僕を見下ろしつつ、理佳はさらなる刺激を…
「そのうちプチお君には、ほんとのチューを教えてあげる。
理恵なんかじゃ絶対わからない、最高にスイートな、キ・ス…
プチお君があたしの虜になって、絶対に離れられなくなるような、すっごいのを…ね☆」
 そういいながら理佳は右手で僕の顎を持ち上げ強制的に見つめさせると、
彼女の唇を舌の先端が少しだけ割って顔を出し、また彼女は悪戯っぽく笑みを見せた。
一瞬、発作さえ起こしかねない鼓動が、僕の全身を打ちのめした。
少しだけ出された理佳の舌先に、ハートを刺し貫かれたかのように。
「それじゃ、あたし次の授業があるから行くね。バイバイ、プチお君」
 散々悶え狂わされた僕とは対照的に、ただ友達と遊び終えて帰るように平然と戻っていく理佳。
な、なんてことだ…精神的にもここまで格差があるなんて…
脈も勃起も収まらないまま無力感に苛まれている僕の元に、また何かを思い出したのか理佳が引き返してきた。
「プチお君」
 そう語りかけると、理佳は不意に右手親指と人差し指で銃のような形を作ると、その人差し指を僕の左胸に押し当て…
「逃がさないからね」
 同時に、銃撃のジェスチャーで僕の胸を撃ち抜いた。
それでさらに、アヒル座りのままの僕は情けなく蕩けたようなうめき声を上げた。

 校舎へ戻っていく体操服姿の理佳の後姿をただぼんやりと眺めてから、
僕はその後30分は、その誰の目にも付かない校門の陰で、だらしなく座り込んだまま動くことができなかった。
理佳の攻撃にさらされてから激しい動悸が15分近くもの間沈静化の動きを見せなかったこと、
そしてその後もしばらくは勃起がおとなしくなろうとしてくれず、そのまま歩こうものなら
すでに先走りで粘液まみれにされたブリーフの裏側から加えられる先端への摩擦だけで暴発に追い込まれそうだったからだ。
そこから駅に向かう最中も、駅から電車に乗って帰る際も、駅から自宅までも、全てが上の空だった。
ちゃんと信号さえ見ていたかどうかも定かじゃない。
ずっと、半透明な理佳の幻が目の前にいた。セーラー服や、体操服姿の理佳が僕を見下ろしてくる。
目をつぶると、さらにはっきり見える気がした。…そして、よせばいいのについつい目を閉じて思い起こそうとしてしまう。
視界のすぐ前まで理佳の顔が接近して、さらに唇にまであの感触が幻覚として現れる。
「逃がさないからね」
 あの声が、エコーを伴って心の中に響いてくる。
そのたびに僕はまた、いけない反応をきたしてしまうのだ…


 この日の夜、僕はとんでもない夢を見た。
僕は息を切らせながら走り、詳しくはわからない何かから必死に逃げていた。
逃げ回っている間中、あちこちから女の子たちの笑い声が降りかかってくる。
志乃、麻衣子、ちあきお姉さん、舞お姉様、沙耶、理佳、それから理恵の声だ。
何かに怯えて、ただひたすらに逃げ惑う僕をどこか上のほうから見ていて、その様子がおかしくてしょうがないような、
もっと僕を追い詰めて、困らせて遊んでいるような楽しげな笑い声が、姿は見えないけど次々に上から降り注いでくる。
まるで彼女たちが囲んでいるテーブルの上で、ミニチュアサイズにまで縮小した僕が迷路の中をあてもなく彷徨っていて
それをずっと面白おかしく見物されているみたいだ。
女子小中学生たちに弄ばれ、面白がられて笑われる悔しさ、でも僕の力ではそれを脱することなど絶対できない無力さ、
あまりに惨めで、半泣きでそれでも息せき切って逃げようとする僕。
しかし目の前に、突如として現れた巨大な赤いランドセルに僕は衝突して弾き返され、みっともなく仰向けに転がった。
女の子たちの笑いがどっと沸き起こる。
あてどもなく走り回らされてどれだけの時間が経っただろうか、僕はもう汗だくで膝も笑ってしまっていて、
倒されたまま起き上がることができない。は、早く逃げないと…
何かはわからないけど…追いかけてきている、何かに…僕は、捕まって……

 シュルシュルッ!
 そんな音とともに、どうにか上体を起こそうと残り少ない力を振り絞っていた僕の首に巻きついてくるものがあった。
どこか遠いところから伸びてきた、触手のように僕を捕らえたもの…み、三つ編みになった、髪の毛!?
それに驚いている暇すら与えないように、その二本の三つ編みはさらにスルスルと伸びて僕の首はおろか
素早く後ろ手に両手首まで絡め取り、いつしか僕は全身をきつく縛り上げられていたのだ!!
全く身動きが許されないほどに囚われながらも、肌に伝わってくるそのきれいに輝く黒髪のつやつやとした触感、
全身の色を塗り替えられてしまいそうなほどに香るリンスに僕はみっともなく息を荒げていた。
胸の高鳴りに息を詰まらせ、甘く喘ぎながら縛られたままどこかへ引っ張られていく、僕。
現実なら得体の知れない恐怖の体験のはずなのに、なぜか僕はこれから身に降りかかることへの期待から
血管が破れ心臓が飛び出していきそうなドキドキに見舞われていく…

「逃がさないからね」
 昼間に投げかけられた、あの声だ!
その声がエコーを奏でているうちに、僕は何を考えているのか股間への充血が激しくなっていく!
や、やめろ!こんな状況で、何を期待しているんだ!!
自己嫌悪しながらも、胸とあそこのたぎりは全く抑えられない。喘ぐように呼吸しつつ、僕は唯一自由に動かせる足首から先を
不器用にも必死に動かしながら長い髪の導く方向へと連れて行かれる。

 と、目の前に…理佳が現れた!
昼に見たときと同様の、白い体操服から赤いブルマの下端をチラつかせ、紺ハイソックスに白スニーカー姿で!
「こっちよ、プチお君」
 にっこりと微笑んでのその台詞とともに理佳の髪は急速に縮んで、捕獲している僕をさらに強い勢いで引き寄せていく!
(り、理佳は…女の子の姿をしたモンスターか何かなのか!?)
 恐怖にこわばる一方で、僕は血を凍らせるどころかますます沸騰していくように、興奮だけが異様に高揚していく。
抵抗しようもない力で手繰り寄せられた僕は、理佳の懐の中に密着状態で囚われの身となった。
髪の毛だけじゃなく、ついに理佳の両腕までもが僕を脱出不能にロックしてきた。
「プチお君は…あたしのもの。絶対に、離れられないわ」
 真下を見るような、理佳の見据える視線が降りてくる。それが僕を麻痺させたかのように、全く動けない。
もし理佳が今両腕と髪の毛の縛りを外したとしても、僕は自分の意思で理佳から逃げられないと感じた。
「さぁ、たっぷりと…味わうのよ」
 理佳の顔が小学生らしい無邪気なものから、獲物の男を捕らえて食い尽くす魔性の女のそれに変わり
じりじりと接近してくる彼女の唇から、あの、舌が顔を出して……


「う、うわあああっっ!!」
 そこで目が覚め、僕は絶叫とともに跳ね起きた。
もう汗だくで…心臓は酸素を渇望するように早鐘を打っていて、それから…
パンツもズボンもベチョベチョになるほどカウパーが漏れ出て、真上に突き上げられている。
こ、こんな夢まで見て、それに興奮してこんなに…僕は、何を考えているんだ…
ませた小学生にからかわれた程度で……
とはいえ、この勃起は全然鎮圧の様子を見せなかった。
おさまれ、おさまれと意識するたびに、なぜか脳裏に理佳がまたも現れ、逆に油を注いでしまう。
こうなったら手立てはもう…出してしまう他にないのか…?
しかしそこでまた、良心の呵責がある。
(大学生なのに…小学生を思い浮かべながら、するのか!?
お前はそこまで、堕ちるのか!?)
 心の中に残っている少しだけの理性が、必死に僕の行いを止めようとする。
確かに僕は前に、舞お姉様の前で無様にも果てさせられて、一人で勝手に精液まみれになって笑いものにされた。
でもあの人は周りの大人の男だって簡単にイかせてしまう、ある意味別格の人だし、第一僕は出したくて出したわけじゃない!
今から僕がしようとしていることは…自分の意思で女子小学生のことを考えながら、イこうとすることなんだ!
小学6年生の理佳の唇、舌を…ディープキスを夢見てオナニーなんて!!
い、いくら僕が彼女たちより子供っぽいからって、そ、そんな…情けないこと…を……ハァ、ハァッ…ハァァ……!
だ、ダメだ、やめろ…僕はそこま、で…変態…なんか、じゃ…うぅ、はぁはぁはぁはぁ
なんで…な、なんで……と、止まらない…ぁぅぅ、ハァハァァ!!
ああっ!!ひぃ、り、り、りか、理佳!!おねえさあああんっっっ!!

 びくん、ずぴゅ、ぶっぴゅるるるるるる――――――――――っ!!
 どぴゅる、びゅく、どぷぷぷぷぷっっ!!
 ぼたっ、ぼたぼたぼた………


 つづく





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