Women's World

<百合子コンツェルン>
始めは都内の小さなブックストアーでした。
主にフェミニズム、女権拡張関連本を専門に、知る人ぞ知るマニアックな空間を演出していました。
よく訪れた富豪の婦人が出資して、隣のスペースにショットバーが開店し、ほどなくしてそこに訪れた女性達が出資し合って、
女性向けのトレーニングジムがオープンしました。
女性向けのHPを看板にしたIT事業が立ち上がってからは、その広がりに加速がかかりました。
次々と生まれる事業がヒットして、みるみる膨らんだ資金、資産で、M&Aを手がけ始めたのがまだ10年ほど前。
わずかこの10年間で、連結決算で国内有数の巨大企業に成長してしまったのです。
そのトップに立っているのが、このドラマの始まりである小さなブックストアーを友人達と共に学生時代に手がけた真田百合子女史なのです。
親会社である「ウーマントレーニングセンター」の会長を務め、60階建てのサンセットビルを丸ごと買い上げ、
各フロアーで様々な事業を展開させています。
何故私がこんなことを語っているのかというと、私の親が創業したフィットネスクラブが、
半年前に乗っ取られてしまったからなのです。
30年かけて、都内だけでなく、関西圏、九州まで含めて50施設をオープンさせ、上場までして業績は軌道に乗っていました。
私も、大学を卒業してから、後継ぎとしての期待を背負って、経営者になるべく社長である親から帝王学を学んできました。
少しおかしくなりかけたのは、社長である父親が会長になり、私が社長職についた5年ほど前でした。
通ってくる男性会員達の体力が落ちてきたという報告を各クラブから受け始めました。
私も、通常のマシーンがこなせない男達が、倍以上の負荷をかけて軽々とこなす女達を呆然と見守る姿を目撃しました。
いったい何が起きたのか、見当がつかないうちに、会長が亡くなり、私の手に全てが委ねられてしまったのです。
多くの男性会員が脱落して、業績は悪化の一途を辿り、
ついに「ウーマントレーニングセンター」の傘下にならざるを得なくなってしまいました。
悔しいことですが、多くの従業員の生活のことを考えると、それ以外の選択肢はありませんでした。


<MPFクラブ改めWPFクラブへ>
100箇所でのオープンを目指して拡大路線を歩んできた「マンパワーフィットネスクラブ」、
通称「MPFクラブ」は、負債額も相当に膨らんでいました。
「ウーマントレーニングセンター」、WTCからの建て直しの条件は厳しいものでした。
私個人が所有していた持ち株は、拒否権を発動できる35%ありました。
すでに50%超えるところまで株を買い進めてきたWTCは、その株を市場へ売却し、
その利益を負債の一部にあてるように要求してきたのです。
交渉相手は、T大法学部在学中に司法試験にパスして、昨春卒業してきたばかりの女性を含めて、3人とも20代前半の若手でした。
40才の私に対しても、自信を持った態度で、はっきりとした意思表示をしてきました。
「MPFクラブ」の株価は最低額を更新していて、崩壊寸前だったのですから、
正直いって、ほんとうはその条件もありがたいものではありました。
それでも長年携わってきた経営権を取り上げられた上、全ての資産を手放すことを決断するのは勇気がいることです。
私は、入社してから5年で、某区のクラブを任せられるところまで手腕を発揮してきたかおるに相談しました。
彼女は、私自身が面接した当時、その美貌に引き付けられた才女でした。
実は婚約したばかりの頃の出来事なので、破談になる恐れを持ちつつ、かおるの意見を聞いたのです。
「貴方の所有資産と引き換えに全て請け負ってくれるなら、良い条件だわ。
どうせ担保で取られてしまうのだから、貴方にとっては助かるでしょ。」
彼女の言う通りでした。
「ごめんね。君に楽をさせてあげたかったのに、一から出直しになってしまって。苦労させてしまうね。」
私は、泣き出したいのをこらえて、かおるに謝りました。
「馬鹿ね。私は、財産があるかどうかで男を選ぶタイプじゃないわ。」
かおるの言葉に、私は安堵しました。
「それに、貴方にもそれなりのポストを与えると言ってるのだから、路頭に迷うこともないし、
これからが始まりだと思って、がんばりましょう。」
かおるは眩いばかりの笑顔で私を見つめてきました。
私は、安心してWTCの担当者達との間で書面を交わしました。
全てを失った私の処遇は、新社長の意思に委ねられると告げられて、それから半月が経ちました。
その間に、社名は「マンパワーフィットネスクラブ」から「ウーマンパワーフィットネスクラブ」に変更されました。
マンパワーと言っても、男という意味より人間という意味で捉えていた私は、大きなショックを受けました。


<WPFクラブの変貌>
WTCの手による本格的な建て直しが始まり、取締役会の役員全員が20代から30代の女性によって占められました。
私については、社長の人選が決まるまで、再雇用のための訓練に行くようにという指示が下されました。
期間は3ヶ月間で、その後、新社長自ら改めて面接をする段取りを聞かされました。
通常は人事担当がするべき再雇用のための面接でも、私の元社長という立場を考慮して、
会社のトップの目で合否を判断するということでした。
訓練施設はサンセットビルの地下3階のフロアーにあり、寝泊り、衣食住完備という環境がつくられていました。
それから3ヶ月、私は朝5時に起床して、夜11時に就寝するまでの間、新しい仕事に対応するために、あらゆることを学びました。
挨拶の姿勢、言葉遣いから、清掃訓練、電話の取り方、上司への報告の仕方など初歩的なことから、徹底した訓練を受けました。
他の男性達数十人に混じっての訓練だったので、思い悩むことはありませんでたが、
教官は若い女性ばかりで、かなりの屈辱感がありました。
それでも、もし不採用となったらかおるに申し訳が立たないので、がんばるしかありません。
調理実習とエアロビクスは、何のために必要なのかわかりませんでしたが、
フリルつきエプロンやハイレグカットのレオタードで指導を受けるのも恥ずかしいものです。
無我夢中の3ヶ月が終わり、ようやく訓練施設から開放された私は、早速生まれ変わった「WPFクラブ」へと向かいました。
驚いたのは、閑散としていたクラブが、多くの会員で賑わっていたことです。
トレーニングジムは、逞しい女性達でいっぱいでした。
彼女達は、隣のエアロビクスルームでダンスする男性達を時折眺めながら、楽しそうにトレーニングをしています。
一方のエアロビクスルームからは、マジックミラーの鏡の側になっていて、トレーニングジムは見えません。
マシンで汗を流す逞しい女性達と、ハイレグレオタードで手足や腰を振ってエアロビクスに励む男性達を横目に、
どこか違和感を感じながらも、私はエレベーターに乗りました。
社長室は最上階にあります。ノックをすると、聞き覚えのある声で返事がありました。
「はいりなさい。」
「はい、失礼いたします。」
私が下げた頭を起こすと、社長の椅子に、かおるが座っていました。
「か、かおる・・?」
私には、状況を理解するのにしばらく時間がかかりました。
「な、何故そこに・・?」
かおるは、いつもの眩いばかりの笑顔のままで、私に近くに来るように指で招きました。


<トレーニングジム>
「はい、男性の方はあちらで当WPFクラブ指定のレオタードに着替えてきてください。」
「男女ペアーで入会したら、入会費がただになるというからついてきたけど、なんで女性だけしかジムに入れないの?」
「入れないのではございません。まずマシンを使わないエアロビクスで鍛えてもらわないと、女性仕様のマシンは動かせないのです。」
「そんな馬鹿な!ありえないよ。せっかくトレーニングウェアで来たんだから、ぼくも使わせてもらうよ。」
「それは困りましたね。わかりました。時々お客様のような無理解な方はいらっしゃいます。
それではお連れ様について行って、試してみてください。」
一番軽い設定でも、精魂込めてふんばってやっと動かせる重さ、硬さに彼は冷汗をかいた。
「こ、これはひどいね。こんなんでトレーニングになるわけないじゃないか。」
「あら、そうかしら?」
彼女の方は設定をかなり上げて、すいすいと両腕を動かしてみせる。
「し、信じられない!なんて力なんだ。」
「だから受付の人が言ったでしょ。ほら、君は向うでエアロしてらっしゃい。」
超ハイレグのレオタードで、大勢の男性達がステップを踏んでいるのが見える。
「ここでトレーニングしながら、君のダンスを鑑賞しててあげるから。」
周りで汗を流している女性達の笑い声に押し出されるように、彼は受付へ戻った。
「すみません。レオタードください。」
「はい、わかっていただけましたか?それではサイズを測りますので、コーナーのカーテンを閉じて、その中で服を脱いでください。」

彼はコーナーに設置された小さな着替え室に入ると、カーテンを閉じた。
「あの、脱ぎましたけど・・。」
「全部脱がれました?」
「全部?全部って、パンツもですか?」
「そうですよ。レオタードは素肌の上に着ていただきますので、正確なサイズが必要なのです。」
「わ、わかりました。はい、脱ぎました。」
「それでは、失礼しますね。」
カーテンを少し開けて、隙間からスタッフが入ってきた。
「あ、そ、そんな。」
狭いので身体が触れてしまう。
「ちょっと我慢してくださいね。計測したサイズをインプットすると、あなたの身体にぴったりのレオタードが出てくる最新機器があるのですよ。」
彼女は、慣れた手つきで、必要とされる部位のサイズをてきぱきと測った。
「終わりました。それでは10分ほどお待ちくださいね。」
確かにレオタードは身体にぴたりと密着した。
しかし、これでは股間の部分の形も浮き出てしまう。
「恥ずかしがることはありません。当WPFクラブでは、それぞれの個性を尊重することをモットーにしております。
身体のラインをくっきりと出すことで、男性としての魅力も増してきます。では、楽しんできてください。
初級者コースのプログラムがもうまもなく始まります。」
インストラクターの女性も、同じデザインのレオタードを着ていた。
レッスンを受ける男性達の股間は、様々な形に盛り上がっている。
「はい!それでは、元気よくいきましょう!今日、初めてレッスンを受ける方いますか?」
彼を含めて数人が手を上げた。
「わかりました!始めは足の動きだけでもついてきてくださいね。では、スタート!」

「まず、腰に両手を当てて、股間を鏡の方へぐっと突き出して!」
周りの男性達は、慣れているようにすっと腰を前に突き出す。
彼はとまどいながら、見よう見まねで従った。
「はい!あなたはもうちょっと前へ出せるわね。」
その間を廻っていたインストラクターが目の前に来ると、彼の股間をポンと叩いた。
「こういう風にできませんか。」
見事なプロポーションのインストラクターが、ハイレグの股間を彼の方へぐいっと突き出した。
刺激的なそのポーズにどきどきしながら、彼も同じポーズを取る。
「はい!それでいいですよ。」
今度は、彼の股間をよしよしとなでるようにして、後ろへと移動する。
「では、右回りに後ろへぐるっとお尻を廻して後ろへ突き出して!そのまま円形に回転させて、また股間を前へ突き出す!」
「次は左回り!」
何度か繰り返す。
「はい!今度は逆に、鏡の方にお尻を突き出す形が基点になります。反対を向いてください。鏡の方へ思いっきりお尻を突き出して!」
再びインストラクターがチェックに廻ってきて、彼の目の前で見本を見せる。
うわあ、やばい、彼は若い男性としての自然な反応に焦りながら、なんとか真似をする。
「もう少し背中を反って!」
彼の背中を上から軽く押さえながら、なぞるようにその手を腰の方へ動かし、彼のお尻を優しくなでる。
「はい!その感じ!いいですよ!」
「それでは、さっきと逆に円形に腰を廻して!前へ突き出して後ろへ戻す!」
「はい!ワン、ツー、スリー、フォー!」
向うのジムからは、こちらが見えていたのに、こっちからは鏡になっていて向うが見てない。
鏡の向うで鑑賞している彼女達からは、どんな風に見えているのだろう。
かなりの恥ずかしさを感じながら、彼は一時間のプログラムに汗を流した。
彼女の方は、次々とマシンをこなしながら、体の各部分を鍛えている。
彼女の隣のマシンでは、偶然出合った友人が筋肉隆々の腕でぐっとシャフトを動かしている。
「わたしは一ヶ月前から来てるのよ。もちろん彼を連れて。
ほら、一番前で、右から二人目のあいつよ。ね、だいぶ慣れてるでしょ。」
「ほんとだ。私の彼は、前から三番目の一番左側なの。初めてだから、ずいぶん手直しされてるわ。
でも、股間の部分がみんな大きくなっていない?」
「わかる?まあ、男だからね。ほら、ダンスの動きも超セクシーでしょ。
インストラクターも若くてスーパーボディーだし。それに、こっちでわたし達に見られているのにも感じちゃうのよ。」
「ほんと?私の彼もそうなのかしら?股間がギンギンになってる。
毛がはみ出てるから、今度来る前に剃らせないと私の方が恥ずかしいわ。早く鍛えて、こっちで一緒にトレーニングしたいわ。」
「う〜ん。男には無理じゃないかな。エアロビでわたし達を楽しませるのが精一杯みたいよ。」
「それで、私の彼納得するかなあ。」
「何度も連れてくるうちに、女と男の違いがわかってくるわよ。」

「何度か連れて来るうちにということは、彼と何度も来てるの?」
「そうよ。週に3回は来てるから、もう10回以上ね。エアロビの成果は、わたしのマンションで、堪能させてもらってるわ。」
「へえ、ほんとに?まさか、あのレオタード着せてるの。」
「もちろんよ。どうして?」
「だってあれ、前も超ハイレグで、横にはみ出しそうな股間が盛り上がって卑猥だけど、
後ろはティーバックだから、股間に食い込んでお尻が完全に丸出になってるでしょ。彼、嫌がらないの?」
「そりゃあ、嫌がるわ。でも、私達女の楽しみのためなんだから、嫌がってもだめよ。させちゃうわ。」
「相変わらず強気ね。私の彼は、そんなこと絶対しないと思うわ。」
「どうして?女の方が強いんだから、力ずくで言うこと聞かせたらいいじゃない。あなたの彼も、あなたに喜んでもらいたいと思っているはずよ。」
「う〜ん、よくわからないわ。でもともかく、しばらく連れてきてみるわ。ペアでWPFクラブに通うのがトレンドだし。」
「それがいいと思うわ。お互いの彼がどう変わっていくのか、これから楽しみね。」
「ちょっと待って、ねえ、よく見たら、レオタードのお腹のところに、みんな女性の名前が書いてあるわ。
わたしの彼にも、わたしの名前が・・。」
「今気づいたの?胸のところは肩ひもみたいに、乳首を隠すだけの細さだから、あそこにしか無理でしょ。
あれで、誰の男かわかるようになってるのよ。ほら、女性は単独でもこれるけど、男性はひとりじゃこれないから。」
「厳しい規則ね。そこまでする必要があるのかしら?」
彼女は、他の男性達と共に、いよいよ激しく腰を振ってステップを繰り返す彼のダンスを眺めながら、
少しずつ女としての優越感が湧き上がってくる、不思議な気持ちを感じ始めていた。


<再雇用面接試験>
私がサンセットビルの訓練施設施設に送られたのとほとんど同じ頃、WPFクラブの社長人事が確定していたようでした。
それが5年前に私自身が面接して育て上げた秘蔵っ子で、しかも私の婚約者だったということは、信じ難いものでした。
私はかおるの前で直立不動の姿勢を取って、彼女の発言を待ちました。
もちろん頭の中ではぐるぐる質問や疑問がめぐっていて、言いたいことだらけでしたが、
上司の前での作法は充分すぎるほどの訓練を受けてきました。
しかも、上司と部下の関係であるのかどうかも、この面接の結果しだいなのです。
いまやかおるはWPFクラブの社長であり、私は直接再雇用されるかどうか、その彼女から面接試験を受けている立場なのです。
「5年前がなつかしいわ。」
ぽつりと言ったかおるは、その思いを振り切るかのように、きりっとした口調で付け足しました。
「貴方が訓練を受けて、どう進歩してきたかは、つぶさに報告を受けています。
まだ足りないところはあるけれど、その点では80点差し上げます。」
「ありがとうございます。」
私は深く頭を下げた。
「でも、これからが本番ですね。ボーイズスタッフ用のレオタードの着心地はどうですか?」
かおるは、私の姿を頭の先からつま先まで、じっくりと眺めまわして問いかけました。
「はい!ものすごく恥ずかしい思いです。」
「そうですか?気に入ってもらえるといいのですが、今なら辞退もできますよ。」
かおるは、私の心の迷いを見透かしたかのように見つめてきます。
できることなら、自分の手で新しく事業を起こして再出発してみたいのですが、今の私の手には資金も資産もいっさいありません。
かといってよそで働こうにも、最近の男性の就職事情には、かなり厳しいものがあります。
私の同年代の友人達の多くが仕事につけず、妻の収入に頼って生活しています。
もちろん仕事を選ばなければないわけではありません。
企業では、昔はOLとして女性(オフィスレディ)が勤めていた仕事が、今ではOB(オフィスボーイ)と呼ばれる男性の役割です。
自由なスーツ姿の女性社員に比べて、カラフルで、フリルがついたり、肌の露出の多い、女性好みのデザインの制服がOBには義務つけられています。
仕事内容の違いから、給与体系にも大きな差があって、新卒で就職してくる女子高生の初任給よりも低い給与で、
はるかに年の若い女性上司に使われる屈辱に耐え切れるものは少ないのです。
ランジェリーパブや、最近はやりのノーパン喫茶などは、
かえって年上の男性の方が新鮮で人気があると聞きますが、別世界の話のように感じます。
私にとって、今はかおるに頼る他に道がありません。
3ヶ月間の厳しかった訓練を思い出して、 私の目には涙があふれてきました。

「心配しなくていいですよ。でもこれは面接ですから、貴方の意志を確認します。もう一回聞きますね。
貴方はほんとうにこのWPFクラブで働きたいですか?自分の口で答えてください。」
かおるは、再び優しく問いかけました。
「はい!一生懸命働きますので、よろしくお願いします!」
私は深々と頭を下げました。
しばらく間が合ってから、かおるの決定が下されました。
「いいわ。頭を上げて。貴方をWPFクラブのボーイズスタッフの一員として採用します。」
「ありがとうございます!」
「貴方は私の婚約者で、将来社長夫人になる身ですが、公私の別だけはきちんとつけてくださいね。
ぬるま湯だったMPFクラブの職場環境とはすっかり変わっていますから。」
「はい!わかりました。みんなの見本となれるように、最善の努力をします!」
かおるが、私との約束を今でも考えてくれていると知って、ついに私は泣き出しました。
「最善じゃだめ。完璧に努力してください。貴方にも、以前のような中途半端は許されません。
この3ヶ月で、当WPFクラブが何故社会現象となるくらいの人気を呼ぶことになったのか、
これからしっかりと学んでもらいます。」
かおるは受話器を手にとると、電話口で女性の名を呼びました。


<新しい上司>
「はいりま〜す!」
数回ノックの音がして、若い女性が元気よく入ってきました。
私より10センチほど背が高く、トレーニングシャツと短パン姿の太くてがっちりとしたその腕や足には、とてつもない迫力がありました。
かおるも私より少し背が高く逞しい女性ですが、彼女はさらに一回り大きく逞しく見えました。
「社長、遅くなってごめんなさい。男の子達の飲み込みが遅くて、ちょっと叱っていたんです。」
「それでいいんですよ。犬の躾と同じで、注意はその場でしておかなければあまり効果がありません。
あなたのお陰で、最近のボーイズスタッフ達も、以前よりすいぶん緊張感を持った仕事ができるようになったので嬉しいわ。」
「ほんとですか?私そんなに、たいしたことしてないですよ。
でも、若い子はもちろん話にならないけど、30、40になっても、どうして男の子って、ああ順応性がないのかなあ。
正直、けっこう手間がかかります。」
「一番みんながやりたがらない仕事だから、大変なのはわかっているわ。とにかく、あなたの思い通りにやってね。」
彼女が社長室にやってくるまで、かおるは必要書類に目を通し、私はその前で直立不動の姿勢のまま、待っていました。
30分も待たされた後、今度は二人で延々と会話を始めたので、私もいい加減にしびれを切らし始めました。
「社長、この子のことですか?」
その時、かおると話ていた若い女性が私の方を見ました。
「そうよ。結局、ボーイズスタッフに加えることにしたの。今日からお願いね。」
「でも、元社長さんなんでしょ?今年高校卒業したばかりの、私の下で働けるかなあ。」
「それは大丈夫。3ヶ月間、きっちり基本的な訓練は受けさせたし、完全な新人として扱ってください。
それに、さっきあの子の意志も確認したから。そうだったわね?」
かおるは私の顔を見て、答えを求めました。
「はい!よろしくお願いします。」
「私にじゃなくて、こちらに向かって言いなさい。今日から君を指導してくれる池長ユキエさん。君の新しい上司よ。
さあ、自分で自己紹介しなさい。」
かおるの口調は、二人だけでいる時とは違って、かなりきつい調子でしたが、
私も公私混同させて、社長の顔をつぶすようなまねはしたくありませんでした。
「杉谷みさおです。一生懸命がんばりますので、ご指導よろしくお願いします。」
私は、若い女性上司に向かって、深く頭を下げました。
「ふ〜ん。みさお君か。いい名前じゃない。でも私、かなり厳しいよ。
ぼやぼやしてると手や足が飛んだりするけど、耐えられるかな?」
私は、腕組みをして見下ろしている逞しい彼女に威圧されて、恥ずかしいことに恐れを感じてしまいました。

「どうなの?」
池長さんは、私の頭の上に右手の平を置きました。
「は、はい!厳しくても、一生懸命耐えていきます。」
池長さんのがっしりとした手の平が、私の頭を上から圧迫します。
「そうなの?一生懸命耐えるのね?じゃあ、いくわよ。」
バシイッ!
右手の平で私の頭を押さえつけたまま、池長さんの左手が、私の右頬を叩きました。
「あひぃっ!」
私は激しい痛みと突然の仕打ちへの驚きで、悲鳴を上げました。
「社長が入ってきた私ととしゃべってる時、君は姿勢を崩そうとしていたでしょ。」
「ご、ごめんなさい!」
痛みに耐えている私の足は、恐怖で震えていました。
「上司の前では、どんな姿勢を取らなくちゃいけないんだっけ?」
池長さんの手のひらの圧力に耐えて、真っ直ぐ立っているのは至難のわざです。
私は必死でした。
「直立不動の姿勢です。」
「声が小さい!」
再び池長さんの左手が私の右ほおを打ちました。
「直立不動の姿勢です!」
池長さんの怒りをやわらげたくて、私は大きな声で叫びました。

「いい子ね。」
池長さんは私の頭の上から手を離すと、Fカップはありそうな逞しい胸の前で腕を組みました。
「今度は、ほおじゃなくて、君の急所を蹴り上げるからね。」
私は両手をピンと伸ばして、身体を真っ直ぐに保ち続けなければなりませんでした。
池長さんの視線が、私の全身に注がれています。
「後ろを向いてみて。」
私は、池長さんに背中を向けて、背筋をピンと伸ばして立ちました。
ボーイズスタッフ用のレオタードは、男性会員用のレオタードよりも細い生地でデザインされています。
やっと局部を包めるほどの細い生地が、おへその下あたりで分かれて両肩へ向かいます。
背中側では、腰のあたりで交わって、ひも状といえるほどの細い生地がお尻の谷間を通って股間を包む部分とつながっています。
その代わり、超ミニのフリルスカートの着用が許されているのです。
社長の椅子に深く背をもたれさせたかおるは、私のようすを興味深そうに眺めています。
「足を伸ばしたまま、両手で足首をつかみなさい。」
私は背中を前へ倒して、両手を伸ばすと、それぞれ左右の足首をつかみました。
「柔軟性あるじゃない。」
池長さんは、後ろからスカートをまくり上げると、片手で私のお尻をなで回します。
「プリンと引き締まって、なかなかいい感触ね。」

「これじゃまだから、取っちゃうね。」
池長さんは、私の腰からミニスカートをはずしてしまいました。
「このほうがいいわ。ビジュアル的に。」
池長さんの大きな手で優しくお尻をなでられると、困ったことに私の股間の部分が反応してみるみるふくれ上がりました。
身体を前に折っているので、ふたりの女性に見つからないですみますので、私はこの姿勢を続けていたかったのです。
池長さんの手が私のお尻から離れた後も、両足首を両手でつかんでいる私は、
顔をひざにつくけるくらいの気持ちで真剣に身体を折り続けました。
それからしばらくの間、かおると池長さんの間で、ボーイズスタッフのミニスカや、
男性会員のレオタードのデザインについての意見交換が始まりました。
話の内容から、池長さんがかなりインパクトのあるコスチュームを望んでいるのがわかりました。
「そこまですると、恥ずかしすぎて男性会員が減っていくのじゃないかしら?」
「社長、それはないと思います。今の男性会員は、ほとんどガールフレンドにひっぱられてきていますので、
女性がもっと楽しめるデザインにしたらかえって増えると思います。」
突然、私のレオタードの腰の部分を池長さんがつかんで引っ張り上げました。
「うぅっ!」
股間の部分に食い込んでくるので、私は爪先立ちをしなければならなくなりました。」
「気をつけ!」
慌てて私は直立不動の姿勢を取りました。
股間の部分の変化を一瞬忘れてしまっていた私は、大笑いする二人を見てはっとしました。
「ちょっとごめんね。」
池長さんが、私のレオタードの股間の部分を少し前へ引っ張って、もとに戻しました。
男性の一番の急所といわれている部分が、レオタードの両側に、窮屈そうに顔を出してしまいました。
「私はこんな感じがいいと思うんです。」
池長さんは、両手の平でそれぞれ左右の玉を包んで、その中でころころ転がします。
「このほうが男らしくて、魅力的よ。」
私は、笑っているかおるの前で、あまりにも屈辱的な扱いを受け続けている状況にがまん仕切れませんでした。
「私を誰だと思っているんだ!男をばかにするな!女のくせに!」
ついにたまりにたまっていた怒りが爆発して、私は握り締めたこぶしを池長さんのお腹に叩き込みました。
「レオタードなんか、男の目を楽しませるために、女が着るものだぁっ!」


<男のプライド>
レオタードの細い股間の部分の両脇にむき出しにされた二つの玉は、相変わらず池長さんの手の平の中にありました。
それをくりんくりんと優しく転がされて、ただでさえお尻をなでられて硬くなっていた私のものが、
その勢いをさらに増して立ち上がっています。
じんじん痛む右手のこぶしを再びかまえた私は、今度は左右交互に池長さんのお腹を殴り続けました。
私の股間のものをつかむために、少しひざを折り曲げている池長さんのお腹は、一番力を入れて殴りやすい位置にありました。
小娘相手に大人気ないとは思いましたが、それよりも、細い細いレオタード姿で丸裸同然にされた上、
男の一番大事な部分を、かってにむき出しにしてつかまれていることへの怒りのほうが大きかったのです。
3年間の訓練期間は、職を失ってかおるを路頭に迷わせたくない思い出耐えてきました。
そして今日は、かおるの社長としての立場を思って我慢していたのです。
私は、男のパワーとスピード、全身の力を込めて池長さんに立ち向かいました。
しばらくしてはあはあ、と息が上がった私は、両手のこぶしの痛みが限界にきたところで、腕をとめました。
「みさお君、なかなかやるじゃないの。」
池長さんがにこにこ笑顔で見下ろしています。
「お返ししたいけど、きっと君のあばらが折れちゃうから、ご褒美はこんなのがいいかな?」
池長さんは、手の平で包んでいた私の急所を指先につまみかえると、ぐいっと力を込めました。
「うぎゃうぅっ!ひいぃっ、ひぃぃっ!」
あまりの激痛にしゃがみ込もうとした私は、
逆につままれたものを引っ張り上げられて、爪先立ちになって立たなければなりませんでした。
「うふふっ。社長の言うとおりだったわね。私も元気な男の子が大好きよ。もう一回ご褒美あげちゃうね。」
池長さんの指が左右共に、ぎゅっと狭まりました。
「あぎゃぁっ!あううぅぅっ!い、痛ぁいっ!やめてぇっ!し、死んでしまいますぅっ!」
「まあ、大げさね。ちょっと君のかわいいきん○まをつまんであげただけなのに。
さっきまでの偉そうな態度はどうしちゃったの?」
男性特有の急所の痛みを女性が理解することは不可能でしょう。
池長さんにとっては遊び感覚でも、私にとっては失禁してしまいそうなほどの激痛が全身を駆けめぐっているのです。
私は助けを求めてかおるの顔を見ました。
かおるは片手にビデオカメラを握って私のほうへ向けています。
いつから撮影していたのでしょうか。考えている余裕はありません。
池長さんの指につままれた私の急所を包んでいる皮は、天井へ向けて伸びきっています。
「どうする?ご褒美もう一回欲しい?」
楽しそうに池長さんが尋ねてきました。
「い、いえ。ありがとうございました。もう充分です。」
私は、慌てて答えました。
「そう、残念ね。私の好意を受け取ってもらえないのね。」
池長さんの顔がみるみる険しくなってくるのを見て、私は背筋がぞっとするほどの恐怖を感じました。

私が、何とかして引き離そうとつかんでいた池長さんの逞しい腕が、今は爪先立ちを続けるための支えになっています。
私の全力のパンチを受けても、池長さんはびくともしていないのです。
それでも、本来は男性のほうが強いはずなのです。
私はそれを証明するために、「MPFクラブ」の復興をかけて、この「WPFクラブ」で修行をするつもりでした。
「そ、それ以上持ち上げたら、ちぎれてしまいますぅっ!」
私は、池長さんの腕をたよりにして、思いっきり爪先立ちの姿勢で股間をできる限り天井へ向けながら、哀願しました。
「ご、ご褒美ください!い、一回。もう一回だけ、お願いします!」
危険を感じた私は、必死の気持ちで叫びました。
池長さんの顔が笑顔に戻って、少しずつ上に上がっていた指が止まりました。
「嬉しいわ。みさお君って、ものわかりがいいのね。感心したよ。
ボーイズスタッフの大事な仕事は、まず女性上司や女性会員の気持ちを汲み取るところから始まるからね。
これなら部下として鍛えがいがあるわ。
じゃあ、いくね。今度は声を出しちゃだめ。声を出したら、ご褒美追加するよ。これも忍耐力の訓練よ。」
池長さんの指と指の間で、男の最大の急所が悲鳴を上げました。
「ぅぐぅっ!」
口を真一文字に結んだ私の身体は、池長さんの腕を強くつかんだまま、えび反りになりました。
「あらあら。」
池長さんが見下ろす私のおへその下あたりで、レオタードが濡れ始めました。
そして、そのしみがどんどん広がって、レオタードの股間の脇から、私の腿をつたって液体が垂れ始めました。
「お漏らししちゃったのね。」
池長さんは、指が濡れないように、つまんでいるものを再び天井へ向けて持ち上げました。
「ぁうぅぅ。」
全身の力が抜けて放心状態の私は、もう池長さんのなすがままでした。
私は、感謝の気持ちを込めて、ご褒美へのお礼と、
池長さんの部下として再出発するにあたっての決意表明を言わなければなりませんでした。
生暖かくなった股間が冷えていくのを感じながら、
私は涙で曇った目で、男の急所をつまんで持ち上げている逞しい池長さんの姿を見上げました。

「君の気持ちはよく伝わったわ。いい子ね。」
池長さんが満足するまで、一生懸命に心を込めたお礼と決意表明を何度も繰り返して、すっかり涙で濡れた私の顔を、
池長さんはしばらくじっと見下ろしていました。
私は、股間や床から立ち上るアンモニアの臭いに、恥ずかしさで逃げ出したい気持ちでした。
「気をつけ!」
私は、池長さんの腕をつかんでいた手を離すと、腰の両脇でぴんと指先まで伸ばしました。
「初心忘るべからずよ。」
池長さんの指が、私の急所をくりくりともんでいます。
「はい!決して忘れません!」
私は、池長さんの指に力が入るのを恐れて、必死の思いで答えました。
「それじゃ、聞くわよ。ボーイズスタッフの使命はなにか、言ってごらん。」
「はい!女性会員の皆様が心から満足して、このWPFクラブにもっと通いたいと思える環境作りをさせていただくことです。」
私は、サンセットビルでの3ヶ月間の訓練で学んだことを答えました。
「そうね。具体的にはどうしていくつもり?」
「はい!女性会員の方々が使用するマシンから、プライベートルーム、フロアーの隅々まで、クラブ内を絶えず清潔に保ちます。
そして、全ての女性会員の皆様を上司と思って、素直で可愛い態度で接客していきます。」
私は、池長さんの指先の動きが気になってしかたありませんでした。
その気になれば、ほんの少し力を入れるだけで、いつでも私に悲鳴をあげさせることができるのです。
私は、もう2度とあの激痛は味わいたくありませんでした。
「みさお君、これはまだまだ始めの一歩よ。これからひとつひとつ教えていくからね。
大切なのは、君が男としてのプライドを絶対忘れないこと。その意味わかるかな?
君は、男の子にしかないものって、なんだと思う?」
池長さんは、私の急所を弄ぶように指先で転がしながら、質問してきました。
「はい!あの、お○んちんです。」
私はその答えに、恥ずかしい言葉を口にしなければなりませんでした。
「馬鹿ね。それはク○トリスが大きくなっただけでしょ。
自分でコントロールできずにかってに膨らんじゃうそんな滑稽なものじゃなくて、男の子にしかない、一番男らしいものよ。」
私は、恥ずかしさで全身が熱くなるのを感じました。
「あ、それは、あの、今指でつまんでもらっているものですか?」
私は頭の悪い生徒のように、恐る恐る尋ねました。
「きん○まって言えないの?」
池長さんが強い調子で言ったので、私は慌てて答えました。
「き、きん○まです。」
「そう、これよ。」
池長さんは、私の急所をきゅっきゅっと指でもんでみせました。
「これだけが、男にしかないものでしょ。わかる?ここに、君達男のプライドがつまっているの。
私達女性は頭で考えるけど、男性はきん○までしか考えられない。だから昔から男の性犯罪が絶えなかったのよね。
でも今は違うわ。筋肉が発達して、大きくて強い私達女性の前で、安心して男らしさをアピールしたらいいのよ。
そのために私は、ボーイズスタッフのレオタードのデザインを改革したいと思っているの。」
池長さんは、かおるに向かって尋ねた。
「社長、変えちゃっていいですか?」
ビデオカメラをデスクの上において、こちらに焦点を合わせ直していたかおるが、笑顔で答えた。
「もちろんよ。あなたの好きなようにと言ったでしょ。」
「ありがとうございます。私は、絶対ボーイズスタッフはきん○まをむき出しにしているべきだと思っているんです。
こうやって、これをつまみながら話したほうが、この子達も真剣になってくれるし、教育するのがとっても簡単になります。
それに、袋の中でぐるぐる動くのも可愛いし、自由につまんだり叩いたりできて、女性会員の楽しみも増えるし。ね、みさお君。」
池長さんの指に、力がまた入ります。
「あぐぅぅっ!は、はひぃ!はい!」
私が必死で答える姿を見て、二人は大笑いしました。
「ミニスカはどうする?みさお君は穿いていたい?」
「はい!穿いていたいです!」
私は、女性会員や女性スタッフの行き交う中でのきん○まむき出しだけは、絶対避けたいと思いました。
「わかったわ。じゃあ、きん○まだけが顔を出すくらいの丈で、可愛らしいのをデザインしてあげる。
男らしさをうんとアピールできるようにね。」
私は、池長さんの考えに大きなショックを受けました。
「それなら君も、絶対男のプライドを忘れることはないでしょ。どう思う?」
池長さんは、私に返事をするように指先で促しました。
「はい!その通りだと思います。」
かつて尊大な態度で社員に指導をしてきた私が、素直に従っているようすを目の前にして、
かおるは池長さんの指導教育のやり方に感心しているようでした。


<男の強さ>
池長さんを笑顔で見ていたかおるが、私に厳しい顔を向けました。
「みさお!どう思うと尋ねられたのに、その通りと思うだなんて、そんな怠慢な答えはないわ。
前にも言ったでしょ。ここは、ぬるま湯だったMPFクラブの職場環境とはすっかり変わっているの。
ボーイズスタッフにそれを身体で覚えさせてきたことも、WPFクラブの業績が上がっている一因なのよ。」
かおるが私の名前を呼び捨てで呼んだのは初めてのことで、私はかなりのショックを受けました。
「横から見てても、BSリーダー池長さんの指導方針が正しいことがよくわかるわ。
言葉で教えていたら、時間がかかり過ぎて目標達成の足を引っ張る要因になってしまうからね。
池長さん、ご苦労だけど、もう一回、もうちょっと強くつまんであげてもらえる?
みさおは、その間に、どう答えたらいいのか考えなさい。」
かおるの指示は衝撃的でした。池長さんが指に力を加えました。
「あぎゃぁぁっ!うううぅ、ぐうぅぅっ、こ、答えます!答えますぅっ!ひいぃっ!」
余りの激痛に、気をつけの姿勢を保てず、思わず池長さんの両腕をつまみました。
「気をつけ!!」
池長さんが厳しく命じす。
「はいぃっ!」
私は、池長さんの指の力を緩めてもらいたい一心で、両手を両脇でぴんと伸ばしました。
「きん○まを、もっと前へ突き出す!」
なんということでしょう。男の一番の急所をつままれたまま、さらに前へ差し出さなければならないのです。
再び私の股間に、染み始めました。こんな若い女の子の前で、2回も失禁してしまったのです。
私は、恥ずかしくてたまりませんでした。
池長さんが指の力を少し緩めました。
レオタードの脇から、アンモニアの臭いのする液体があふれ出して、私の腿をつたい床へ流れていきました。
「いけない子ね。レディーの前で、何度もお漏らししちゃうなんて。それに社長室をおしっこ臭くして。
後でしっかり清掃してもらうからね。まず、このとんでもない無礼な作法を、社長にあやまりさない。
それから君の答えを聞くわ。」
私の身体は、恥と怒りと恐怖が入り混じって、震えていました。
「社長、社長室で失禁してしまって、ごめんなさい。」
かおるは笑っていました。
「そうよ。おしっこはトイレでするものでしょ。ここまで臭ってくるじゃない。まあいいわ。
女性の指先の力だけで、そんなに恐怖心を感じてしまうの男の子の生態もかわいそうなところがあるから、今回は許してあげる。
でもこれから指導を受ける時は、もっと緊張感を持って、男の強いところを私達に見せてちょうだい。」

「はい、わかりました!これからは、緊張感を持って、男の強さを見せられるようにします!」
私が、池長さんの指先の動きへの恐怖から、反射的に大きな声で答えると、二人は楽しそうに笑いました。
「よかったね。許してもらえて。ほんとに男の強さを私達女にたっぷり見せてよ。期待してるからね。
じゃあ、君の答えを聞こうかな?」
「はい!あの・・・。」
私は、どう答えたらいいのかわかっていました。
「きん○まをむき出しにしていることはとても恥ずかしいことです。
でも、男のプライドを忘れないようにするためには、そうするべきだと思います。」
ようやく池長さんの指が、私の急所から離れました。
「よく答えられたね。」
池長さんは、私の頭をなでながら、かおるに向かって言いました。
「社長、この子のことは任せてください。きっと一人前のボーイズスタッフに育つと思います。」
「私もそう思うわ。よろしくね。」
談笑しながら二人が社長室を出て行った後、私はひとりで汚れた床を丁寧に拭き清めたのです。









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